第15話 風呂場の攻防 Round2
屋敷に帰ってくると、ガロが出迎えて来てくれていた。
「疲れたと思うから夕食より先に風呂に入ったほうがいいぞ。 フレンダ様もお風呂に浸かってはどうですか?」
「じゃあありがたく入らせてもらおうかね」
「お風呂っ♪お風呂っ♪はやくお風呂っ♪」
早く風呂に入りたすぎて俺のテンションはおかしくなっていた。
脱衣所に着き、早速服を脱いで風呂に入ろうとしたが、
「ごめんフレンダ、1人で入らせてもらってもよろしいかな?」
当然のような顔つきでフレンダが脱衣所までついて来ていた。
「アタイも汗だくで早く入りたいし、頑張った弟子への労いもできる。 つまり一緒に入れば一石二鳥だ!」
俺と風呂入ろうとしてくるやつの2人目ができた。
そんなことを考えていたら、1人目も来た
「お待たせ私のレイ。 疲れただろうから今日も私が隅々まで洗っt………あなたなに私のペットとお風呂入ろうとしてるのよ!」
「ふんっ、飼い主だろうがなんだろうが今のレイはアタイの弟子でもあるんだからな。 ここは譲れないね」
「良いのレイ?! こんなデカ女に洗われたら怪我しちゃうかもしれないわよ?」
「よく言うじゃないかお嬢さん。 レイもあなたの小さい手で洗われたら満足できないんじゃないかな?」
「1人で入らせてもらうことは可能ですか?」
「「それは駄目」」
おぉ……2人とも声が揃った。 仲良いな。
早く入りたいし助言してやるか、
「じゃあ俺のことを半分ずつ洗うでいいでしょ」
だいぶ妥協してこの意見だ。
「じゃあ私が下半身ね」
「じゃあアタイは上半身だな」
「おい、下半身洗わせるとは言ってないぞ」
この後もぐだぐだと言い合いして、上半身を半分ずつ洗うことで落ち着いてもらうことになった。
フレンダは何も巻かないで入ろうとしていたが、メイダに止められたので、2人は体にバスタオルを巻いている。 そんな俺も今日はタオルを腰に巻いてもらわせている。 体毛あるけど恥ずかしいからな!
フレンダってやっぱりでっけぇな。身長も肩幅も男の子が大好きなものも。
フレンダをじろじろ見ていたらメイダから睨まれたので、慌てて目を逸らした。
その後俺はお湯で濡らされ、早速泡で洗われるとこになった。
「レイは耳としっぽが弱いから、私が耳を洗ってあなたはしっぽを洗いなさい」
「了解だ」
そうだ!2人いるから同時に攻められるんだった!
気づいた時にはもう遅く、2箇所同時に洗われ始めた。
「あぅ」
しっぽと耳を同時に洗われ情けない声が出た。
フレンダも洗うのがうめぇ。 ペットの洗い方はこの世界において義務教育にでも入ってるのだろうか。
間も無くしてそんなことを考える余裕も無くなった。
「うひぃ、そろそろやめへぇ」
呂律が回らないほどになっていたが、2人はずっとニヤニヤしている。 調子に乗りやがって!
俺がもう体に力が入らなくなった頃にようやく手が止まった。
「今日はこのくらいね。 どう? うちのペットは可愛いでしょう?」
「まあそうだな。 ペットを飼うってこう言う感じか。 少し興味が湧いた」
2人は確実にずるい。一対一ならまだ良い戦いができた。 俺はそんな言い訳を並べながら、お湯で泡を流されていた。
「今日はこのまま私もお風呂に入るわ。 私たちが体洗ってる間見るんじゃないわよレイ」
「へーい」
そんな注意をされた俺は、2人の方を向かないで湯船に浸かった。 ちょっと見たいな……だめかな? フレンダにはバレそうだからやめとこ。
2人が洗い終わったらしく、湯船に浸かろうとしてきたが、
「もう俺のぼせそうだから上がらせてもらいます!」
「ちょっと、上がるの早いわよ!」
そんなことを言われたが無視して風呂場から出てから寝巻きに着替えてこの場を去った。 流石に一緒に湯船まで浸かるのは刺激が強すぎる。




