猫耳難民少女は王妃選抜試験で無双する〜狙いは玉の輿ではなく、皆の明るい未来~
猫人族の少女――タズハは希望のない日々を送っていた。
内乱で故郷を追われ、同胞と共に人間族の国に逃げてきてもう二年。
人間族の王は未だ自分たちの扱いを保留しており、タズハら猫人族は難民として城壁の外で暮らしていた。
配給はある。でも、量が全然足りない。
ならば狩りに出かけようにもそれは禁じられており、かといって仕事も与えてもらえず、タズハは毎日飢えに苦しんでいた。
そんなある日、新たに王となったゼイナスが即位披露の場で宣言した。
「優秀な女性を妃に迎えるため、これまでのしきたりは捨て、相手を民衆の中から広く選び出すことにした。そのための選抜試験をこれより実施する」、と。
これをタズハはチャンスだと思った。
試験を通じて猫人族の身体能力の高さをアピールすれば、見る目を変えてもらえるかも。もしかしたら仕事を与えてくれるかもしれない。
「よし!」
こうしてタズハは王妃選抜試験に挑むことにした。
――すべてはこの手で明るい未来を掴むために。
※本作は他サイトでも掲載しています。
内乱で故郷を追われ、同胞と共に人間族の国に逃げてきてもう二年。
人間族の王は未だ自分たちの扱いを保留しており、タズハら猫人族は難民として城壁の外で暮らしていた。
配給はある。でも、量が全然足りない。
ならば狩りに出かけようにもそれは禁じられており、かといって仕事も与えてもらえず、タズハは毎日飢えに苦しんでいた。
そんなある日、新たに王となったゼイナスが即位披露の場で宣言した。
「優秀な女性を妃に迎えるため、これまでのしきたりは捨て、相手を民衆の中から広く選び出すことにした。そのための選抜試験をこれより実施する」、と。
これをタズハはチャンスだと思った。
試験を通じて猫人族の身体能力の高さをアピールすれば、見る目を変えてもらえるかも。もしかしたら仕事を与えてくれるかもしれない。
「よし!」
こうしてタズハは王妃選抜試験に挑むことにした。
――すべてはこの手で明るい未来を掴むために。
※本作は他サイトでも掲載しています。
決意
2025/08/25 21:55
申し込み
2025/08/25 22:22
お花摘み
2025/08/26 11:44
(改)
二次試験の行方
2025/08/27 13:52
出航
2025/08/28 19:11
三次試験開始
2025/08/29 12:42
ミスティ
2025/08/30 13:05
一致団結
2025/08/31 11:19
(改)
試験に参加した理由
2025/09/01 18:43
(改)
無人島での生活
2025/09/02 14:19
ランラ・フォルスタ
2025/09/03 18:36
閑話 初めてのお友達
2025/09/04 15:22
気合い充填
2025/09/05 16:23
四次試験開始
2025/09/06 14:51
わたしに任せて
2025/09/07 11:13
(改)
レディへの道
2025/09/08 20:11
お屋敷へ
2025/09/09 20:58
セシリア
2025/09/10 17:29
思い出のブレスレット
2025/09/11 18:33
面談
2025/09/12 14:11
(改)
タズハの訴え
2025/09/13 20:03
(改)
明るい未来
2025/09/14 13:24