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第九話 過去

「――高校、合格できてよかったな!お前、頭良いもんなー――」

「――よかったな涼一!父さんも母さんも全力で応援するぞ!――」


「――新入生徒諸君、改めて入学おめでとう――」



「――お前、なに調子乗ってんだよ?――」

「――気持ち悪いんだよ――」


「――先生、先生! 信じてください!――」

「――涼一君。嘘はよくないぞ、いくら彼らが羨ましいからって。そんなことするような人間じゃないよ、彼らは――」


「――キモーイ、ハハハハハッ――」

「――なんだ、いい消しゴム持ってんじゃないか、いじめられっ子の癖に。貰っとくぜ。ハハハハハッ――」



「――父さんは応援してるぞ!こんなことで終わる涼一じゃない!――」


「――涼一! また途中でやめたのか?いい加減にしろ!――」

「――母さんもこれ以上はもうあなたの世話なんてしてられないわ! 目を覚まして!――」

「――うるさい、うるさい! 放っておいてくれえええええ!!――」



 なんで、なんでこんなことに……こんなことに……俺なんて生きてる価値なんてないんだ、ただの屑野郎なんだ、死んだほうがましな奴なんだ……




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