E─9
十刃は基地内を散策していると、ホープビルの屋上に何かある事に気が付いた。気になったためホープビルに入ると、エレベーターで屋上へ登った。そして到着した屋上には、何とも美しく幻想的な日本式の庭園が広がっていた。
(スゴいな…この屋上だけ別世界みたいだ…)
庭園の美しさに魅了される十刃は、人工的に作られた小川にかかる小さな橋を渡り、庭園の中央に建設されている『甘味処』と書かれた看板がある建物の前に到着した。
「あれま?誰かと思たら緋雀十刃はんやん。こないな所にようこそ御出で頂きました。」
甘味処の中から現れたのは、花魁の着物を身に纏った『玖朧天星』であった。
「このお店って玖朧さんが営業しているんですか?」
「いんや。知り合いがしてるんやけど、今ちょっと用事でいなくて、帰ってくるまで代わりに店番しとるんや。」
天星が少しはだけしまった着物をスッと直す。その動作は妖艶で、老若男女関係なしに魅了されそうである。
「そ、そうなんですか。」
天星の大人の色気に頬を赤らめる十刃は、視線を逸らして返事をする。その反応が面白かった天星はクスッと笑い、少し意地悪な事を思い付いた。
「……あんたはん、よう見たらええ体しとるなぁ。ちょっと触らしてくれへんか?」
天星が色気たっぷりの笑みを浮かべながらスッと近付いてきた。
「え…!?ええっ!?」
【玖朧天星:『好感度1UP』】
〔触れさせる→E─9─1へ〕
〔触れさせない→E─9─2へ〕




