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E─3─1
「分かった。相手にならないかもしれないけど、折角だからやろう。」
十刃は綾の提案に乗ると、木刀を綾から受け取った。
「そうこなくては。では…いくぞ!」
「おう!」
十刃と綾は同時に床を蹴った。
──約五分後。
「う〜ん…力はあるようだが、体力は並みで、動きはやはり素人だな。喧嘩慣れした者くらいか。」
綾は肩で息をする十刃を見ながら、手合わせした感想を告げる。
「はぁ…はぁ…はぁ…スゴいな綾…あんなにも動いたのに…ほとんど息を切らしていないなんて…」
十刃は激しく呼吸をしているというのに、同じ時間動いていた綾は少しだけ息を切らしているだけであった。
「動きに無駄が多過ぎるのだ。まぁ細かいことは字史隊長の訓練で自然に身に付くだろ。」
綾は自分の鞄から開封していないスポーツドリンクを十刃に差し出す。十刃は大きく深呼吸して呼吸を整えてから、礼を言ってドリンクを受け取った。
「今日は手合わせに付き合ってくれて感謝する。」
「ああ。また機会があったらよろしく頼む。」
二人は感謝の意を込めて握手を交わす。
そして十刃は受け取ったスポーツドリンクを持ったまま、剣道場を後にした。
【参歌花綾:『好感度1UP』】
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