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幻想怪物討伐組織  作者: 眼鏡 純
1話:『初陣』
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E─3

 十刃が基地内を探索していると、屋根瓦の建物を発見し、その前で立ち止まった。どうやら剣道場のようだ。

 気になった十刃は中へ入ると、道場の中からブン!ブン!と素振りをする音が聴こえてきたため、襖を開けて道場内を覗いた。

 道場内では武道袴を身に纏い、三つ編みにした橙色の髪を揺らしながら、十刃の刀と同じく、機械的なデザインの薙刀を振るう『参歌花綾』の姿があった。

「ん?君は確か十人目の…緋雀十刃で合っているかな?」

綾は十刃に気付くと素振りを中止し、滴る汗を手で拭いつつ、十刃の方に体を向けた。

「ああ。あなたは参歌花綾さんだよね?」

「そうだ。改めてよろしく頼む。あと、同い年なのだから『さん』付けをしなくても良いぞ。」

綾は道場の隅に置いていた自分の鞄に近付くと、タオルを取って汗を拭く。

「その持っている薙刀が、綾のマタール?」

十刃は綾が持つ機械的な外見の薙刀に注目する。

「ああ。私のマタールは薙刀だ。」

綾はタオルを置き、簡単に薙刀を振る。その動きは美しくしなやかで、可憐な舞いのようであった。

「すげぇ…とても綺麗だ。」

十刃が素直な感想を告げると、

「そう直球で言われると…何か照れるな。」

綾は頬を染めるが、アハハと笑って照れを誤摩化した。

「そうだ十刃君、少し私と手合わせしないか?君の強さを少しでも知っておきたいんだ。」

「えっ!?でも俺、マタールを使ったことないし…そもそも戦い方も知らないよ?」

「案ずるな。使うのは木製の武器だから。」

綾は薙刀をチップ化させると、道場に飾ってある木製の薙刀と木刀を手に取った。

「さっ、どうする?別に強制させる気はないが。」


【参歌花綾:好感度『1UP』】


〔手合わせに乗る→E─3─1へ〕


〔止めておく→E─3─2へ〕

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