表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!  作者: 犬丸 大福
溺愛に振り回される、振り回す

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
57/107

幕間 そのころ別室では

双子が夫人達とわちゃわちゃしてる頃。


別の部屋では、辺境伯が床に座って、二人の子供の相手をしていた。


「ぱぱ、じゃない、お父様!!天使達とお揃いのお洋服を買ってくれるって、本当ですか?!」


「ああ、今、ヒサギがとんでもない量の商品を運び込んでたから、一緒に選んでるんじゃないか」


アカシアは、辺境伯の肩に担がれ、髪の毛を引っ張っている。


「綺麗なお洋服に囲まれた天使達。み、見たい…」


「ダメだ!イチイが鼻血を吹き出したら商品がダメになってしまうだろう!!大人しく、アカシアの面倒をみて一緒に遊んでてくれ。あ、そうだ、画家のアイツが来るぞ。先にアカシアのデッサンをするらしいから、アカシアをご機嫌にさせてくれって言われてたんだ」


アカシアは、辺境伯の肩に登ろうとじたばたしている。なかなかに良い音で辺境伯の胸を蹴っている。


そんな時、コンコンコンとノックの音がして「旦那様、お客様がお越しでございます。お通ししてよろしいですか?」と執事の声がした。


「おお!良いタイミングだ!連れて来てくれ!」

と入って来たのが、黄色い髪と瞳で背の高い、というか、ひょろひょろの男だった。


「久しぶりだな、シィベリ、相変わらず顔色悪いなぁ。メシ、食ってるか?」


「僕のそんな心配をするのはお前だけだよ。ニワトコも相変わらずだなぁ。

…赤ちゃんがなかなかの音で胸を蹴ってるけど、なんともないんだね?それ、赤ちゃんが出せる音でいいんだ?

ふむ。

こんにちは、イチイちゃん。おじさんの事、覚えてる?」


「ハイ!こんにちは、しーおじ様!こっちがアカシアです。私の弟なの!!」

イチイは、じたばたしているアカシアをヒョイと抱き上げて、ひょろい男に差し出した。


「イチイちゃんも相変わらず力持ちだね。普通、暴れる赤ちゃんを5歳児で抱っこはムリ!!

なのに、なにこの安定感。僕より力有るんじゃない?」


「あると思います!」

イチイは元気一杯答えます。


「恥じらうとか、ないんだね。…うん、イチイちゃんも相変わらずでなによりだよ。

で、今日描くのはこの子?アカシアくん、だっけ?」


「アカシアだけじゃなく、家族の肖像画にしたいんだ。

それと、そこに子供を2人足したい。

将来の俺の義理の息子とその妹だ」


「…ってことは、イチイちゃんの婚約者?

おお!イチイちゃんも婚約者を持つまでになったのか、って、5歳じゃ早くない?!」


アカシアは、下に降りようと、じたばたもがく。


「センバの唯一を知ってるだろう?

イチイはそれをもう見つけたんだ。ただ、まぁ、ちょっと問題が無くもない、が、俺の女神がなんとかするだろう!!」


暴れる乳幼児をものともせず、小脇に抱えるイチイ。


「相変わらず、セイラーちゃんに丸投げかよ。まぁ、それが一番丸く収まるんだけどな。

よし、まぁいいや。僕に関係無いし。先にアカシアくんのデッサンやっちゃおう!

イチイちゃん、じたばたするアカシアくんを宙吊り状態で小脇に抱えるって、どんな腕力?

まぁいいや。イチイちゃんとアカシアくんの遊んでる姿、見たい」

そう言って男は、いそいそと紙を取り出して、書き始めた。


「アカシア、何して遊ぶ?」

そう言ってイチイは、小脇に抱えて居たアカシアを抱っこし直た。


「あ、たかいたかい、する?」

そう言うと、ポーンと放り投げた。


「あっきゃあーー!!」

アカシアは笑顔で、空中で手足をバタバタさせている。


「姉弟って良いなぁ」

辺境伯に止める気配は、ナイ。


「さっすが、センバだね~」

男はニコニコと鉛筆を走らせていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ