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風のグラスゴー 風雲編  作者: 玲於奈
第一部 北の大地
43/77

引っ越し

なし

その日のうちに

引っ越しした


といっても

家具はほとんどない


バックに衣類をいれて

いくらかの食器を段ボールに

入れて

それでおしまい


よくこれで暮らしていたものだ


社務所に戻ると

あまりに

荷物のなさに

皆 無言だった。


神主の斎藤家の一員となった。


しかしながら

事情は複雑で


長年、神社のお手伝いを

されていた

荒川さんご夫妻が

いよいよ

実家の農家を継がなければならず


といっても

荒川さんのお父さんは

神社で勤め上げろ派で

自分の足腰が

弱るまで

おまえにはやらん


おまえはおまえで

ちゃんと

神社におつかえしろ


と言いわたし

本当に

どうしようもなくなるまで

頑張ってくれたらしい


なし

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