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風のグラスゴー 風雲編  作者: 玲於奈
第一部 北の大地
42/77

斎藤のおきて

なし

人に巡られた

こういうのを

運命というんだなと思った

しばらく世間話を

するうちに

今、自分がしていることの

話になった

学生だというと


ただで泊めてくれるらしい


なんということだ


ぜひうちに来なさいと言う


ただし

条件があった


一 朝は5時起床

拝殿をきれいに拭くこと


二 毎日ふろをたいてください

風呂の水は、20段の階段を上って

毎日汲むこと


これが条件だった。


シンプルな条件だが

人間を見るには

ぴったりだろう


今日からすぐ来なさい

という


それが試しているのか

温情なのかわからない


しかしながら

人間念ずれば通ず


信念を持てば

それはとおるものだ


青い新緑が

涙でうるんだ

なし

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