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風のグラスゴー 風雲編  作者: 玲於奈
第一部 北の大地
28/77

事務局和田

なし

大広間で皆

何か食べている。


すだれが

「県議がお見えです。」

声をかける。


一同ゆっくりと

拍手する。

すだれに従っていくと

なんと上座。

恐縮する。

背後の床の間

掛け軸が重い。

二人分の席はあるが

なぜか

私の寿司はない。


一番近くの座長らしき人物。

「たわけ。」

閉じた扇子が投げられる。

ぼんやり立っている

すだれに当たって。

ははあああ。

すぐに土下座。

頭をこすりつけて

消え入るような声で

「確認して参ります。」

素早く立ち去る。


あまりの事に

呆然とする。

一同静寂。

だれもフォローしない。

何事もなかったかのように

皆、黙々と

寿司を食べている。


唖然とする。


失礼します。

正座してふすまが

開けられる。

年配の和服女性。


上座までやってきて

県議、大変失礼致しました。


きちんと手をついて

謝られる。


「今、手配しています。

 私、事務局の和田です。

 以後お見知りおきを。」


女将と思った。


先ほどの扇子飛ばしが

「いやあ失礼した。

 奴も、もう長くないので

 県議。

 どうかお許しを」

微塵も悪いと

思ってないように言う。


なし

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