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葬儀場
なし
車は、右折。
左手の
真四角な箱のような
建物玄関に
横付け。
料金を払うと
「あんちゃん、
きっと
いいことあるよ。」
おっちゃんは
そう言って
去っていった。
帰り際
ウインカーをあげながら
窓から手を出して
グッドラック。
しゃれっ氣がある。
記憶にあるかぎり
葬儀場は
初めて。
自動ドアから
喪服女性が
走り出る。
親戚に
氣づかれないようにか
連れ込まれた
小部屋。
母から
語られた
叔父の死因。
宴席で倒れ。
そして亡くなる。
あの日、5月2日。
会社発足5周年の宴席が
行われた。
立派なホテルでも
なんでもなく、
会社近所の
食堂兼居酒屋
「お多福」。
なし




