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風のグラスゴー 風雲編  作者: 玲於奈
第一部 北の大地
19/77

ポプラ並木

なし

東京と変わらない

立ち並ぶビル

それに拍子抜けする。

そうりゃそうだ、

まさか原野な

訳はない。


高架下にもぐる。


しばらく走って。


「あんちゃん、北大。」

見れば、右手に大学入り口

すっと流れる。

塀沿いに建物が続く。

びっくりして

乗り出すようにして

見る。

「北大は

 ずっとむこうまで

 続いているの。」

ずうっとに力が入っている。

おっちゃん

少しためて

「隣の駅までな」

「あんちゃん、競馬しないのか?」


何と答えていいか

黙っていると

「ぜひ

 行ってみな。

 これからは、

 そりゃあいい季節だべ。」


おじさんは、競馬の話を

したそうだったが

こちらは

黙っていた。


なし

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