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その6

 

 さて、温室の管理も終わったし、最近していなかったステータス確認でもしようかな。そう考えながら、最近追加した芝生スペースで仰向きになって横になりつつ、ステータスと呟く。

 すると、機能がいつの間にか向上したのか、スキルレベルアップのアナウンスからではなく、脳内で僕のスキル一覧が浮き上がってきた。


 ☆血縁スキル

 ・成長ーーーレベル35

 ・育ちの手ーレベル40→45

 ☆先天性スキル

 ・テイムーーレベル35→40

 ・探索ーーーレベル25→35

 ☆後天性スキル

 ・速読ーーー レベル50

 ・製薬ーー レベル1→19

 ・香水作成 レベル1→15

 ・札結界ー レベル12→25

 ・札術ーー レベル5→18

 ・創作ーー レベル10→20

 ・修復ーーレベル10→25

 ・鑑定《品質》ーーー レベル35→38

 ・鑑定《魔物》ーーー レベル35→40

 ・鑑定《植物》ーーー レベル40→42

 ・威圧ーーーーーー レベル20

 ・魔法武器《銃》ー レベル34→41

 ・魔法武器《弓》ー レベル32

 ・変声ーーーーーー レベル30

 ・隠蔽ーーーーーー レベル32


 結構の期間、ステータスの確認していなかったからなぁ、かなりステータス上がってるよ。

 間違いなく製薬と香水作成、創作のレベルが上がったのはあれだな、湖波さんの一言で創作意欲のスイッチが入りすぎたあの時のせいだね。

 鑑定3種類と探索、魔法武器《銃》のレベルアップは体力泣かせのゾンビの群れとの激闘からだろうし、札結界・札術・修復に関しては休養期間にそれしかやることがなかったから、そればっかりしていたらレベルアップアップしたって感じかなぁ?


 そう考えていると、お決まりのアナウンス音が脳内に流れた。……レベルアップしたのは何かはわかったし、あれかな? またスキルでも入手したのかな?


『お久しぶりですね。ここまで自分のステータスに興味のない方は初めてですよ。しかも、どの転生者より努力家ですし、スキルレベルが上がりやすい幼い頃から鍛えられているのがさらにアナウンスするのが大変にさせているんですよね』


(あっ、ごめんなさい。僕のことですね、申し訳ないです)


 そう脳内で呟けば、アナウンス担当の人がクスッと耳を済まさないと聞こえないくらいに笑ったような気がした。それからはいつも通りに事務的に、


『ですから、こちら側のステータス機能を変更することにしました。スキルレベルアップについてはステータス表が脳内に出るように改善し、ステータス表を見てご自身で確認する仕様に変更しました。スキル入手については、スキルについての説明がありますからアナウンスでの通知となりますのでよろしくお願いします』


 ステータス確認の変更を告げてきたのだった。


(じゃあ、つまり今回のアナウンスはスキル入手のお知らせってことになるのかぁ)


 そう呑気に呟けば、


『そうですね。なんででしょうね、零様は異世界転生者らしからぬ行動をしていると言うか、常識的過ぎていろんな意味でやらかしていると言えますよね。本来ならこんなにも取得が難しい後天性スキルを1人で所持しているのは珍しいのに、貴方は何でこんなにも的確に取得してしまうんでしょうかね』


 そう言って、アナウンス担当は小さくため息をついていたが、特別奇抜な行動もしていないからため息をつかれる理由がわからなかった。そんな僕を見ているのか彼は今度は深いため息をついて、


『これ以上、言ったところで貴方に貴方の過ごし方の特殊性は伝わらなく、ラチがあかないのでアナウンスをします。……おめでとうございます、新しい後天性スキルを2つ取得しました。

1つ目は解除は後天性スキル、解除(かいじょ)を取得しました。■■■■■■■■■ことにより、手に入れたスキルとなっております。取得条件としては、1つ目思いやりのある行動での解除行為であること、2つ目相手に感謝される行動であったこと、3つ目下心のない心での解除行為であることをすべて満たしたことにより取得できるスキルとなっております。

解除の能力については罠を解除したり、鍵を解除したり、スキルレベルが上がり、札結界を使えるために結界も解除出来るようになります。

零様の場合、万年筆なようなものを生み出し、解除していくようになっております。スキルの制限につきましては、自分の解除スキルよりレベルが高いものは解除できないのがこのスキルの制限です。

後天性のスキルの中では修復と匹敵するほどの取得 のむずかしいスキルではありますが、しかしこれ以上の進化はありません』


(解除行為かぁ……、確実に墓守の森でした小人さんを罠から解放したおかげだろうなぁ。あの小人さんは無事に自分の場所に帰れたかな)


 僕は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()から、だからこのスキルを取得することが出来たんだろうなとら思う。


 罠を解除したかったのは、完全なる理想論だ。もしかしたら、人を襲わない存在がいるかもしれないからその存在には怪我をさせたくないと言う理想。……この世界は前世よりも弱肉強食で、甘い考えは通じないと理解していると言うのにね。

 自分も森を所持していてその森では罠は禁止にすることが出来ている。それは、有栖家の土地だから出来ていることなんだろうと思う。だって、この世界には森にいる動物達は全て保護した動物が安全に暮らせるようにしたいと考える貴族はまずいないのだから。


 でも、有栖家は緑水の位と呼ばれる貴族、国民の生活を守ることが仕事だ。あくまでも罠を設置していけないのは有栖家の所有の土地だけ。

 その他の森では罠は設置出来るし、緑水の位が統括する土地ではその名の通り、自然が多く森に囲まれている土地だ。だからこそ制限をすることに理解を得られているのも理解している。

 1ヶ所制限したところで、国民が極端に肉が食べれず、栄養不足になることはないと実績を提供しているからこそ理解を得られているんだろうと思う。


 墓守の森は僕の管轄外だから勝手に行動することは出来ない。だからせめて、ルール内でおさまる抵抗をすることしか出来ないから誤作動を起こしている罠を解除した。それだけだった。


『……だからこそ、貴方は解除のスキルを取得出来たのですよ。そして、これから説明する取得したもう1つのスキルもです。

2つ目のスキルは清潔変化(せいけつへんか)で、誰もやらない低給な清掃を行うことで取得することが出来るスキルとなっております。このスキルの取得もまた、解除・修復と同じくらい難しいとされている後天性スキルです。

取得条件その1、ボランティア精神での清掃です。零様の場合、お金は受け取っていたものの、その賃金量は働きには見合ってはおらず、お金目的ではないと判断されたため、ボランティア精神での活動と認められたため、条件を満たしたと判断されました。その2一定期間続けること、その3()()()()()()()と言う思いは抱いてはならない。

その4清掃変化を目的とした清掃は不可、その5アンデット系の魔物を浄化することとなっております。なかなか難しい条件でありますので、その代わり後天性のスキルにしては効力か強い後天性スキルとされています』


(……当時はあまりに叔父様の許しが出る依頼が清掃系だけだったのと、今は生活費が出ているから気晴らしって言う意味もあったと言うか、あと1番の目的は孤児院の子らの自立と生活の向上だったから依頼金までに意識が向かなかっただけなんだけどなぁ)


 それに、


(ゾンビを倒していたのもお金目的じゃなくて思いついたアイデアの実験なのと、割りかし孤児院の近くにある森に近いからゾンビとあの子達が遭遇する可能性を少しでも減らしときたかったんだよね。まあ、自分の実戦の経験値をついでにあげれたらな、くらいにしか思ってなかったし。……まさかおまけでスキルを手に入れる条件に当てはまるとは考えてもなかった)


 そう内心で呟けば、また脳内で深いため息をついたのが聞こえた後、


『また、強くはないものの倒し方が特殊なアンデット系の魔物を浄化することも取得条件に含まれていますので、アンデット系の魔物に使用すれば、先天性スキルである浄化には劣りますが、防御力を下げる能力がこのスキルにはあります。

それだけではなく、衣服や体を清潔にもすることが可能でもあり、薬草にも可能です。レベルが上がれば、無菌まではいかないものの、空間の洗浄も可能なため、医療行為にも効果を発揮します。

清潔変化の先天性スキル版、浄化では無菌状態、アンデット系の魔物の制圧が可能となっています。それを劣化させたのが清潔変化です。しかし、劣化させたとは言え、後天性スキルの中では高い能力の方なのでこれ以上の進化はありません。以上、今回取得した清潔変化・解除の説明でした』


 ため息をついたことを何事もなかったことのようにスキル説明を淡々と行い、彼は終わらせてしまった。……うーん、悩ませるほどそんなに他の転生者と違う行動しているのかなぁと一瞬悩んだけど、まあいっかと開き直り、さて午後から孤児院に行ったら何をしようかとスケジュールを頭に思い浮かべるのだった。




 悩んだ結果、今回はお出かけにすることにした。これは初めての取り組みのことで、保護者として手が空いていた神父を連れて僕の温室を案内することにしたのだ。もちろん、初めての取り組みのこととは言え、いつかはするつもりだったのでシスター・神父の1ヶ月スケジュールを毎月確認はしてあるから、忙しい時は避けられるようにはしてある。

 忙しい時にこういうことをするのは、ただの我儘になってしまうと思うから。


 午後からするので軽い軽食とおやつを夕食が食べれなくならない量で製作してから、コハクとカラス君を連れて孤児院に迎えに行くのだった。



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