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第十話『先の見えない道のり』
徹くんは今までに見たことの無い殺気を放ち、鬼のような顔でこう言い放った。
「貴様など警察に直ぐ突き出してやる」
「お、そうだな」
私は適当に返事をし、目の前の徹くんに即死魔法を掛けた。
「うわーッ!!」
徹くんは死んだ。一回目では夜中に殺したけど今は朝っぱらでしかも外だからすぐに問題になる。今すぐ持ち帰らないと。かわいそうだし、そこの女の子も持って行くか。
「さあ、始めようか……」
誰かに見られる前に、私は二人を抱えて転移した。本当、救われない人だな……。私も君も。
「――ここは」
私は目の目で驚愕していた徹くんに強く、そして冷酷に言い放った。
「初めまして。北岡徹」
「は?」
「は?」
「え?」
今回は妹さんも乱入している。この場合は、は? だろ。これはどうなるか楽しみだ。
私は肩をすくめて苦笑を零したのであった……。




