↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遥かなる彼方からの贈り物  作者: 名も無き人
第4章 エイリアン大樹
PR
46/91

(12) 天文学者たちの反応

「大統領がお示しになられた天文座標の


寸分違わない位置に


確かにブラックホールが存在している事が発見されました。


天文学的には驚くべき程近い位置にあり


非常に価値のある発見だそうです。


それから超新星爆発の残骸である


と言う大統領のご見解も正しいと言う事です。」


ヤコブソンはそこまで言った後に

ようやく本題に入るつもりのようだった。


「しかしそれよりも


どうして大統領が

そんな事を知る事となったか

の方に話題が集中しています。


何せ、ある意味で天文学者達の

面子が丸潰れですからねえ。


このブラックホールは

色々複雑な条件が重なって

これまで発見されてこなかった様です。


天文学者達は盛んに言い訳している様でした。


と言う訳で、よろしければ

この情報を誰から入手されたか

教えて戴けませんでしょうか。」


ベスは暫く考えてから答えた。

その顔には、遠くを見る様な表情が現れていた。


「もしこれから私の言う事を

真面目に聴いてくれる

と約束するなら教えてあげるわ。

それから絶対に秘密にする事。」


ヤコブソンは大真面目な表情で反論した。


「今まで、私が大統領のお話を

真面目に聴かなかった事があったでしょうか?

それに秘密は当たり前な事です。」


ベスはヤコブソンのその大真面目な表情を見ているうちに

彼を少しからかってみたくなった。


「実は、夢でお告げがあったの・・・」


ヤコブソンは、そんなと言いかけたまま

大統領の地位にある女性を不満そうな表情で睨んだ。


「それは冗談よ。

でもその冗談の方が遥かに現実的だと思うわ。

私自身この天文学者達の報告が

嘘であって欲しいと考えていたのよ。」


徐々に本当の事を言う決心を固めながら

ベスは自分に飽くまで忠誠で

真面目な補佐官に優しく語りかけた。


「大統領閣下、仰っている意味が

私には良く分からないのですが。」


ヤコブソンは煙に巻かれた様な

訝しい表情を崩さなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。