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遥かなる彼方からの贈り物  作者: 名も無き人
第2章 デジャの物語
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(13) 大統領メルデルの決意

余りの突然の連続に動転してはいたが

少なくともこれは

悪い知らせではない気がしたのである。


超新星爆発の強力な放射線によって

飛行中の全てのミサイルの

電子基盤が完全に破壊されたのである。


皮肉な事に、敵も味方も関係なく

全ての核ミサイルの機能が

瞬間的に停止させられていた。


そしてその多くが落下を開始しており

一部はデジャ星の引力圏とつりあった状態となり

大気圏の外で衛星化していた。


ミサイルは

電子基盤が完全に破壊された状態にある為

爆発する危険はなかった。


「敵に直ぐに連絡を入れろ。


停戦をするのだ。


それからまだ残っているミサイルがあるかも知れん。


そのミサイルの迎撃を徹底的に行え。


いいか、よく聴け。


もし生き残ったミサイルがあったら


それが味方のミサイルであっても


必ず破壊するのだぞ。」


敵の首脳陣が全て殺害されていた事が判明したのは

それから直ぐの事だった。


敵も動転していた。

もちろん彼らも

ジル星が超新星爆発を起こし

ミサイルが全て破壊された事も知っていた。


しかし、指導層を一度に殺戮された国家組織は

著しい機能の低下を起こしていた。

代替の役目を果たす組織系統は

決められていた筈であるが


その多くが超新星爆発で

やはり殺されていた。


それを知ったメルデルは

ある結論に達した。

そして大統領執務室で考えるコンピュータに相談した。


「この状態からデジャ星を救いたい。

どうしたら良いだろうか。」


メルデルは自国を救いたいとは言わなかった。

既にデジャ星人として

心身を込めた活動を行う事を

無意識に心に誓っていたのである。

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