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大力(嘘)で身を立てる  作者: ろん
第三部 貴族立身

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旧ローゼルスタッド侯爵家のその後、全員招待

旧ローゼルスタッド侯爵家の当主だったヴァンサンや、直系の一族が全て罪人として捕らえられた日から、旧ローゼルスタッド侯爵家領都の占領が国軍によって行われ、旧ローゼルスタッド侯爵家の犯罪に関わった関係者の逮捕と調査が進んだ。



ヴァンサンたちの尋問も順調に進んだようだ。


その理由に、拷問ギフト保有者の尋問吏の存在がある。


拷問ギフトは生産系ギフトに分類されるが、かなり特殊なギフトらしい。


拷問、尋問に関する知識が得られ、生命魔術をかなりのレベルで使いこなせるようになるようだ。


拷問で身体を傷つけても生命魔術で癒してまた拷問ができる。


そして、生命魔術を負の方向に行使して、身体を痛めつけることもできる。


自殺することも許されない環境で、拷問に耐える訓練などしていないであろう旧ローゼルスタッド侯爵家の一族は、尋問吏に過去に行ってきたことを次々に白状していったらしい。



対立派閥の村々を襲って赤子を攫い、他は皆殺しにしていたこと。

攫った赤子を育てて工作部隊を構築していたこと。

安定している辺境開拓地域のスタンピードを誘引して定期的に滅びるように画策していたこと。


俺が直接証拠を見つけた闇組織に王都の使者を襲う依頼を出したことや、対立派閥の領内の盗賊を支援していたことについても、他の事例がかなりの数出てきたようだ。



ヴァンサンの曽祖父がかなり有能で悪辣だったらしい。


自身の子孫まで使えるような仕組みを構築して、現在に至るまで運用できていた。


事の善悪を別にすれば、確かにすごい仕組みを作り上げたものだと思う。


健全な方向に使っていればと思うが、辺境開拓がストップした頃で、ヴァンサンの曽祖父が自身の力を存分に発揮できるのがその方面だったということかもしれない。


まあその仕組みも、大部分が潰えることになったが。




旧ローゼルスタッド侯爵家領の統治が落ち着き、旧ローゼルスタッド侯爵家の行ってきた所業が明らかになり、国王により貴族家への報告と報奨の授与が執り行われることとなった。



謁見の間には、俺とダミエンだけではなく、アルト隊全員で向かうように指示された。


そのことを伝えた時、ダミエン以外はすごい慌てぶりだった。


ダミエンはその様子をニヤニヤしながら見ていたな。



アルト隊の全員が、旧ローゼルスタッド侯爵家領の征圧において決定的な働きをしたから、そのことについての報告や報奨があり、特別に招待されたんだろう。


まあ、いい経験になるんじゃないかな。


この作品を読んでいただきありがとうございます!


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