アルト隊の運営、アルト14歳、全員正規兵
副官のダミエン、学校卒業3人組、元混成部隊リーダー格3人組、ガエル・ヘンリオン、ブライム、リュク。
ブライムとリュクを除く8人はアルト隊として戦場に出ることをメインに動き、ブライムとリュクは国際行商をメインで動くことになった。
10人全員を連れて戦場に参加することもあれば、何人かを選んで参加することもあった。
俺は必ず参加していたが、副官のダミエンも含めて戦場の規模や状況を見て人数を絞って参加することもあった。
元混成部隊リーダー格3人組は元々戦争慣れしているし、ガエル・ヘンリオンは期待通りの器用者で、学校卒業3人組よりもうまく機能しているくらいだった。
たまに参加するだけのブライムやリュクも過不足なく動けていた。
術士のリュクが参加した時は、隊士が八の字に並ぶその間に位置して、隊士が怪我をしたときや疲れている時に生命魔術をかけて癒していたので評判が良かった。
特に怪我をした時は、身体術で治すと怪我をした時よりも痛いくらいだが、生命魔術は痛み無しで治せるから、より評判だったな。
俺は隊士が自分で身体術によって治すことを推奨しているから、尚更だ。
遠隔で魔術を行使して隊士のフォローもしていたし、リュクの立ち回りはなかなかだったな。
ブライムとリュク以外も国際行商の商隊として参加させたり、国内物流に参加させたりもした。
最初は俺が引率したが、魔獣退治の依頼も受けさせた。
軍の報奨も大きいが、副業の収入も大きく、アルト隊の独立性の維持には国軍以外の収入も重要だからな。
副業に従事させるのは、戦争以外の経験も積ませたいという意図もあった。
特に人間以外と戦う魔獣退治は、いい経験になっただろう。
慣れもあるだろうが、魔獣退治では戦争に参加した時よりも負傷するものが多かった。
人間の身体術とは異なるが、魔素を使って身体強化をする魔獣相手は大変だったようだ。
年が明け、俺は14歳になった。
年が明けてから1ヶ月ほど経った頃、アルト隊の傭兵出身のサリム、ガッド、トメルの3人組とロッド・ダルモンの4人を術士に認定した。
4人とも100m10秒ペースで4時間走り続ける最低基準を満たすことができるようになり、水の生成の魔術、治療と疲労回復の魔術をある程度行使できるようになった。
まだガッドだけだが、塩を生成する魔術も行使できるようになった。
ガッドは少し太めで大食漢だが、食欲がモチベーションになったのかもしれない。
アルト隊に入隊した全ての者が隊士または術士に認定されることとなった。
俺を含めて15人。
創立当初は俺1人で参戦していたが、部隊らしくなってきたな。
アルト隊は全員が訓練生を脱して正規兵となった。
このことをトリガーとして、次の動きに移行する。
大きく動く『時』が来た。
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