部隊外の活動③ 民間生産系ギフト持ちの交流会、猥談
民間の生産系ギフトを持つものを集めた交流会は、俺が国軍に入ってからも続けられている。
運営はほとんどレフ兄さんとケイトさんに任せてしまっているけども。
辺境にいってもいいという生産系ギフト持ちは、錬金ギフト持ちのナンドと縫製ギフト持ちのジュリー以降はまだ現れていない。
この交流会や、交流会をきっかけにした繋がりで新たな仕事にありつけたり、不満や愚痴の吐き出し場所ができたことで、わざわざ王都から出ようと思わなくなった、というのもあるらしい。
まあ、生産系ギフト持ちは早々生活に困るようなことにはならないだろうしな。
だったら交流会をやめる、というのも悪手なので、継続して繋がりを保つことにしている。
この交流会がいろんな発見や試みにも繋がっているようで、意義のある集まりになってもいるようだ。
最近はレフ兄さんたちと会う時間をなかなか取れないから、この交流会はレフ兄さんたち会う貴重な機会でもある。
レフ兄さんたちは役所務めで王都から行動範囲を拡げることは難しいが、行政府の動向などが自然に耳に入ってくるし、いろいろ情報収集もしているので、会った時にはその辺の話も聞いている。
最近では軍事関連の予算が簡単には通りにくくなり、中身が検証されるようになってきているようだ。
王国政府と大貴族では、大貴族の方が実験を握っていた状態から、王国政府に権限が移りつつあるんだろうな。
俺たちが召集される戦争も、目的のはっきりした戦争が多くなっている気がするしな。
国家としては、いい方向ではあるのだろう。
俺が独立遊軍になり、独立戦闘部隊を創立したことも、この交流会に参加している民間の生産系ギフト持ちの中ではよく知られるようになったようだ。
俺の挙げた戦果もそうだが、俺が行軍中に魔術を活用して過ごしていることも有名になっている。
この交流会で話題になるのは主に後者の方だな。
自分たちのギフトを使う上でも参考になるらしい。
確かに、それぞれが有しているギフトは日頃の仕事以外にもいろいろ活用できるだろうからな。
王都の外に出るキャンプイベントでも開催したら、結構な人数が参加するかも知れないな。
日常と違うことをしたいという欲求もあるだろうしな。
それなら辺境に行けばいくらでも・・・と思うが、今の安定した自分の生活を捨ててまでとはなかなかいかないんだろうな。
男だけで集まった時は、身体術を夜の生活に活用する話が異常なほど盛り上がる。
生産系ギフト持ちは身体術もギフトで使えるようになるが、ギフトの内容以外に転用するのはなかなか難しかったりするからな。
まあ、俺が「夜も大力」で名が知られているのもあるが、ギフトを持たないのに身体術を習得して「そちら」に活かしているガエル・ヘンリオンという実例ができたので、更に興味というか関心というか、を掻き立てられるようになったらしい。
歳のいった男なんかは、ちょっと目がマジになっていたりするからなあ。
まあ、たまにそんな話で盛り上がるのも楽しい。
有仁が遊びサークルの仲間と、ただただ馬鹿話をして笑い合っていた記憶とも重なる。
本気になりすぎる前に打ち切るのに気を遣うけども。
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