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大力(嘘)で身を立てる  作者: ろん
第三部 貴族立身

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訓練の経過、副業へのリソース配分

マルセル、ボリス、サブリナのギフト持ち3人が隊士の資格に認定されてから程なくして、マクシ、ケニー、リビオの元混成部隊リーダー格の3人と、子爵家次男のガエル・ヘンリオンが、100m10秒ペースで4時間を完走できるようになった。



マクシとリビオが筋力強化を得意としていて、ケニーは全体のバランスと持続力に繋がる方向を得意としている。


マクシとリビオが筋肉の塊みたいな体型で、ケニーは細マッチョ体型だから、元々得意としている分野に引っ張られているところはあるかもしれない。


3人とも互いにライバル意識があるようだから、負けている分野で努力するし、いい刺激にもなっているんだろう。



ガエル・ヘンリオンは、ケニーと少し違う形でバランスよく強化することと、特に回復力に関しての強化の向上が著しい。


休日の娼館での支出が増えたと言っていたから、そっちで応用できる能力が特に伸びたんだろうな。


「好きこそものの上手なれ」か。


好きモノにも当てはまるようだ。




サリム、ガッド、トメルの傭兵出身の3人組と、男爵家四男のロッド・ダルモンは、まだ最低基準を満たすには至らないが、それなりに身体術を使えるようになっており、発火の魔術以外の魔術もいくつか身につけることができている。


水を出す魔術は、4人とも習得できている。

便利さの割に、術式が簡単で習得しやすい魔術ではあるが、4人の習得する意欲も大したものだった。


ロッド・ダルモンは更に術士に必要とされる生命魔術の簡単な魔術は使えるようになった。

なんというか、要領を掴むのがうまいんだよな。


ロッド・ダルモンに刺激を受けて、サリムたち3人も魔術の習得によく取り組んでいる。


身体術の訓練より魔術の方に意識が向きがちなので、その修正が若干面倒くさいが。




持久力の最低基準を満たせたマルセルたち3人とガエル・ヘンリオンには、国内物流の仕事もやらせることにした。


リビオは元国軍の兵士だったから経験がないが、マルセルとケニーは入隊前はこの仕事をメインにしていたし、ガエル・ヘンリオンも何度か参加していたからな。


それなりのレベルの身体術を身につけると、今までやってきた仕事がどう変わるかも実感できるだろう。



マクシが管理業務まで担っていてそれを傭兵団のトップの後継者に引き継いでいるが、その仕事まで戻す気はない。


今の傭兵団のトップの相談に乗るくらいはいいが、メインはアルト隊の訓練であり、隊士になった後は戦争の参加だ。


マクシにも、あくまで副業として関わってもらうつもりだ。


まあ副業も、部隊としての稼ぎとしても大事なんだけどな。



マクシたちには魔獣退治もやらせてみようか。


不覚を取る可能性はあるから、最初は俺が引率して見本を見せ、ポイントを伝えたほうがいいかな。


人ならぬものとの戦いはいい経験になるだろう。


隊士になったマルセルたちに経験させてもいいかもしれないな。



まあ、今一番重要なのは、訓練で力をつけることだ。


マルセルたちは隊士として最低限の力量を身に付けたに過ぎないし、マクシたちはこれからの訓練が本番となる。



全員、まだまだ訓練が必要だな。


この作品を読んでいただきありがとうございます!


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