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大力(嘘)で身を立てる  作者: ろん
第二部 王都進出

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哨戒任務① 召集、集合

裁判の結果、俺に課された、混成部隊に所属して1度戦場に出るという義務。


それを履行する時が来た。



戦争という規模ではなく、アクチュア王国から攻めるのでも、アクチュア王国が攻められているのでもない。


アクチュア王国とトロイト王国の国境で、トロイト王国側が兵を集め、何らかの目的で動いているという情報を掴んだ。


アクチュア王国も同国境に兵を出して、哨戒任務に当たる。


その兵の一部が、今回俺の所属する混成部隊ということだ。



あの裁判の結果で大規模な戦争に参加させるのは酷だという温情で、哨戒任務に参加させるという話になったのかもしれない。


大貴族家ではなく、王家の意向もありそうだ。


俺は大規模な戦争でも構わなかったんだけどな。



現場に行けば、軍事閥の貴族家の上官が差配しているだろう。


不利な扱いは最初から覚悟しておこう。




王都の外壁の傍にある、国軍の施設に向かう。


ここで集合して、現地に向かうらしい。



いくつかこういった施設が王都内にあるようだが、今見えている施設は大分と古びている・・・というか、ボロい。


他の施設も見たことがあるが、ボロい印象はなかったな。


混成部隊など、主流ではない部隊がここに集められるのかもしれないな。



施設に入ると、国軍の制服を着た、それなりに地位の高そうな士官に誰何される。


「本日混成部隊に所属することとなった、ギフト保有者養成学校の学生、アルトです」


国軍の士官は俺のバッジを見て色を確認し、俺の顔を見て驚いているようだ。


「・・・話は聞いている。

貴様が裁判によって下された刑罰により、混成部隊に所属することになった者だな。入れ!」


一礼して施設の奥へと進む。


施設の広間に出ると、100人ほど集まっているようだ。


特に案内がなかったということは、ここにいる全員が混成部隊所属なのだろうか?


国軍の規定だと小隊は20名程度で動くようだが、ここから分けられるのかな。



俺の後からも人が入ってきて、広間に200人ほど集まった所で、広間の奥にある台に国軍の士官らしき男が登った。


入口にいた士官よりも上位の士官のようだ。



壇上の士官が何やら訓示らしき話をしているが、ほとんど誰も聞いていない。


周りの話に耳を傾けて分かったのは、国軍のはみ出し者と、傭兵として契約で来ている者で大部分が構成されているということだな。


一応俺は話を聞いていたが、今回は特に小隊を構成せず、ここに集まった200余名を1隊として、哨戒ルートの1つを回るのだそうだ。


何だか最初から余りまとまりの感じられない任務だな。


この作品を読んでいただきありがとうございます!


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