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大力(嘘)で身を立てる  作者: ろん
第二部 王都進出

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『御前武試』の告知と申し込み

ギフト保有者養成学校で、『御前武試』が3日後に開催されるとの告知があった。


随分と急な話だな。

国際行商の第1回商隊が戻ってくるよりも先に『御前武試』か・・・


校舎前の掲示板に大きく貼り出されていたが、寮から校舎に来た者は驚いているが、そうでない者は特に驚いていないようだ。


これは、貴族たちには先に知らされていたというところか。


内壁の内側に住んでいる商人まで驚いていないということは、貴族と付き合いのある豪商までは情報が行き届いていたということかな。



これほど急な告知で開催するとは噂でも聞いていなかったな。


・・・貴族家のギフト持ち、それも大貴族家にギフト持ちがいるからこその忖度だろうか。



審判の買収とかもされているんだろうか。


当日もいろいろ気を付ける必要がありそうだ。



掲示板の横に申込用紙が置かれている。

これに書き込んで、事務局に設置されている提出箱に入れればいいようだ。


名前と、ギフトの有無、保有するギフトの名称、出身地、使う武器の5点を記入するシンプルなものになっている。


俺は使う武器を剣にして記入し、事務局の提出箱に入れる。


・・・危険な人間、貴族家の子息が負けそうな相手を受付不備にする、とかはないよな?


事務局の管轄なら大丈夫だと思うが、そうなった時の別の手立ても考えておいたほうがいいかもしれない。




告知の2日後、『御前武試』の前日に、掲示板にトーナメント表が貼られていた。


また、貴族家と豪商の者は驚きがないようだから、事前に教えられているようだ。



とりあえず、俺の名前があってホッとした。


受付不備にまではされなかったらしい。


学校に在籍している10歳から14歳までの学生なら申し込みできるようになっていた。

今回は162名が申し込んでいるようだ。


一部の者が8回、それ以外は7回勝てば優勝になるが、俺はバッチリ8回の方だ。


ジュリアン・ローゼルスタッドは俺とは決勝でしか当たらない山の、もちろん7回で優勝できる位置に名前が書かれていた。



直接知っている強者も、話に聞いている強力なギフト保有者も、一通り俺のいる山の方に入っているな。


組み合わせの忖度はあったようだ。



対戦数は全部で・・・161試合か。


1回戦から3回戦、ベスト32が残るまでは、1度に8試合ずつ行い、ベスト32からは1度の試合を減らしながら行っていくようだ。


日程は3日間で、1日目は1~3回戦、2日目は4~8回戦、3日目は予備日となっている。

結構長尺なイベントだな。


この作品を読んでいただきありがとうございます!


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