固定された未来
【活動報告】 投稿の長さと今後のスケジュールについて
読者の皆様、こんにちは!
これまでの話を読み返したところ、全体的に少しボリュームが足りていなかったことに気づきました。いつも楽しみにしてくださっている皆様、申し訳ありませんでした。
その分、今後はもっと読みごたえのある内容をお届けしたいと思い、しっかり執筆を重ねてストックをためました!
そこで、これまでの遅れのお詫びとして、本日(金曜日)は特別に 3つの時間帯(8:00、12:00、19:00頃) に分けて合計3話公開いたします!
さらに、この特別なボリュームとペースでの更新は金・土・日の3日間続きます。そして、月曜日からは毎日12:00頃の通常スケジュールに戻ります。
これからも皆様に楽しんでいただけるよう全力で書いていきますので、引き続き温かい応援をよろしくお願いいたします。
いつも読んでいただき、本当にありがとうございます!
――さて、我が子よ、戻るとしよう。母親が心配しているはずだ。
私たちは本流の滝まで戻る小道を歩いた。
森を抜けるとすぐに、水辺の近くで腕を組んで立っているマリアの姿が見えた。
「あなたたち、どこにいたの?」心配そうな表情を浮かべ、彼女が尋ねた。
「ちょっと散歩していただけさ」ロベルトが自然体で答えた。
彼女の視線がさらに疑わしいものになった。
「そう……」
その時だった。ロベルトがようやく彼女に注意を向けたのは。
「うわっ……」
彼は数秒間、動きを止めた。
マリアは小さなビキニを着ていたが、彼女の抜群のスタイルによってそれは一層小さく見えた。
「でも、そのビキニ、すごく似合っているよ、マリア!」
ロベルトの目が輝き始めた。
マリアは顔を背け、明らかに気まずそうにした。
「ここに来るの、すごく久しぶりだったから……。だから、もっと若い頃の水着しかなくて……」
「関係ないね! 完璧に似合っているよ!」
ロベルトはまるで飢えた肉食獣のような視線で彼女を見つめた。
「ちょ、そんな目で見るな! 恥ずかしいだろ!」
「僕のせいじゃないさ! 君が美しすぎるんだから!」
マリアの頬がさらに赤らんだ。
「ロベルト!」
「何だい?」
「いい加減にしなさい」
「努めているつもりだけど……」
「努めているようには見えないわね」
「だって、無理なものは無理だからさ」
バシッ!
「いてっ!」
父は頭を押さえて膝から崩れ落ちた。
あのスケベ親父め、いつまで経っても懲りないな……。
私はその光景を眺めながらため息をついた。
正直、愛情深い夫婦を見ているのか、それともドタバタ喜劇を見ているのか、もう分からなかった。
水辺で母にメロメロになり続けている父から離れ、私は数歩歩いて岸辺近くの岩に腰掛けた。
絶え間なく響く滝の音が、周囲の音をほとんどかき消していた。
私は息を吐いた。
「我がもとへ来い――名前を与えよ」
右手に黄金の輝きが走った。
本がすぐに姿を現した。
私は表紙を開いた。
ページが勝手にめくり始めた。
いつものように。
だが、何かが違っていた。
私は眉をひそめた。
待った。
何も起きない。
私は見続けた。
何もない。
文字が変わっていなかった。
私は何度かまばたきをした。
やはり何もない。
「あれ……?」
私は何ページかめくってみた。
一文字も消えていない。
情報は一切書き換えられていなかった。
出来事は何も変わっていなかった。
私の心臓が激しく脈打った。
ここ数週間、あの本の内容はほぼ常に変わり続けていた。
時には、たった一つの些細な選択によってページ全体が書き換えられることもあった。
しかし、今は――。
すべてが同じままだった。
別のページをめくった。
何もない。
さらに別のページも。
何もない。
その時、一つの考えが頭の中に形を作り始めた。
「まさか……」
私は目を見開いた。
「ひょっとして……」
私はミッションの残り日数に目をやった。
残り73日。
それから再び予測のページへと戻った。
文字はまったく同じままだった。
あの呪われた本を受け取って以来、初めて、その文章は確固たるものに見えた。
固定されていた。
変えられないものとして。
まるで岩のように。
「そういうことか……」
背筋に悪寒が走った。
イベントが遠ければ遠いほど――。
未来はいくらでも変えられた。
しかし、近づけば近づくほど――。
変えられる余地は少なくなっていく。
まさしく、可能性が一つずつ消え去っていくかのように。
ついに、ただ一つだけが残るまで。
私の胃のあたりが重く沈んだ。
それはつまり、そこに書かれた出来事が、日増しに避けられないものになっているということだった。
私はごくりと唾を飲み込んだ。
そして、ミッションに関連する部分までページをめくった。
ページがピタリと止まった。
黄金の文字がゆっくりと浮かび上がってきた。
シャーロット・フォン・シュラーデンの記録
今日、私は奇跡の滝を訪れた。
最後に訪れてから、とても長い時間が経っていた。
水は心地よかった。
周囲では、いつものように警備員たちがパトロールを行っていた。
私はリラックスするために水に入った。
わずかの間、目を閉じた。
何かが私の後頭部を直撃した。
すべてが暗転した。
私の身体が凍りついた。
文字は次々と浮かび続けた。
目を覚ますと――。
私は冷たい岩の上に横たわっていた。
入り口の向こうには水が流れ落ちていた。
洞窟だ。
ここがどこなのか分からなかった。
警備員たちを呼ぼうとした。
誰も返事をしなかった。
私は一人だった。
冷や汗が額を伝い始めた。
文字が現れ続けた。
足音が聞こえた。
誰かが近づいてくる。
怖かった。
その瞬間、筆跡が止まった。
ページ全体が激しく震えた。
フレーズが消えていった。
一つ、また一つと。
何も残らなくなるまで。
ページの真ん中に、ただ一つの赤いシンボルだけが浮かび上がった。
☠死☠




