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仮面の学び舎  作者: 浦瀬
萩山編
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4/8

ぶりっこ女子。

萩山高校。文化祭当日。2年5組の出し物はパンケーキ屋だ。紡は澄人と変わり、客引き係になった。

彼は誰とでも仲良くなれる天性の才能があるため、客が多く来る。

開始からおよそ20分。


「おーっす。うわっ、わかってたけど、やっぱ森河上手いなぁ。」

「幼い頃に料理教室通わされるからね。そのおかげだよ」

「へ〜。すご。夜宵、そろそろ代わるで〜。」

「あ、もうそんな時間か!じゃあ山田(やまだ)くん頼んだよ!」

「任しとき〜!」


教室を出たけど、流石に一人で回るのは虚しいけど……まあ、仕方ないか。



――――――――――――――

調理室


「そういえば、森河と夜宵、あと神宮寺が放送で呼ばれてたんはなんやったん?」

「え、ん〜、言ったら俺死ぬ」

「えっ。森河と夜宵だけやったら問題起こした、と言われても納得できたんやけどな。神宮寺は絶対問題起こさへんから、よお分からんかったんよ」

「なんで俺と澄人が呼び出されたら問題確定なんだよ。」

「まあ、でも神宮寺って良くも悪くもええ奴よな。男女問わず紳士やし、…"あの"瀬戸(せと)さん相手にも普通でいられるもんな。」

「瀬戸って?」

「2.3年の間で有名なぶりっ子女子や。」

「ああ、あの人か。」

「男には"あざとく、媚びを売る"。女には"無視とガン付け"。しっかりした線引きやで、ほんま。」

「それは噂にしかすぎないけど、実際見た時もその印象だったしな……」

「それを踏まえた上でやっぱ神宮寺はすごいよな。噂や偏見に流されず、きちんと人の中身を見とる。……瀬戸の方は特に変わってへんけどな。神宮寺相手にもぶりっ子して、丁寧に躱されとるけど。」

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