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寒いから…

さて、私も今日は早くあがろう


そう思って片付け始めたとき

後から声がした


「先輩!もう終わりですか?」


一ノ瀬だった


あおい

「え?一ノ瀬くん、まだ帰ってなかったんだ」


一ノ瀬

「はい、会社出るところで同期にあって少し話してたらこの時間になってしまって

外に出たら寒すぎて笑

先輩もきっと寒いかなって…」


(うん…)

あおいは少し首を傾げた


一ノ瀬

「えーっと、だから…

あったかいの何か食べて帰りませんか?」



あおい

「え?!急だね 別に…いいけど…」



一ノ瀬

「よかった、じゃあ行きましょう

お店どこがいいかなあ…

何か食べたいものありますか?」


あおいの思考はついていけてなかった


(いきなりでびっくりする…

でもまあ、仕事帰りに同僚をご飯に誘うなんてそんな珍しいことでもないか)


あおい

「そうねー、あ、この前駅前にちゃんこ鍋のお店出来てたの知ってる?

あそこはどう?」


一ノ瀬

「あ、知ってます知ってます

僕も気になってたんですよねー

いいですね!そこいきましょう」


一ノ瀬はいつもの笑顔をあおいに向けた


あおいもにこやかに微笑みかえす

「じゃあ、コートとってくるからエントランスで待ってて?」


一ノ瀬

「ゆっくりで大丈夫ですよ

じゃあ…

僕はお店に席空いてるか確認しておきますね」


(うん…さすが…一ノ瀬くんだ)


脳裏には一瞬

あおいが今日早く帰れた時のために

立てていた計画がよぎった


大したことではない…

お気に入りのジンジャーエールを飲みながら

途中になっているドラマを一気見するという計画だ


まあ、それは次の休みでもいっか…


あおいはロッカーからコートを取り出し

一ノ瀬が待つエントランスに急いだ

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