表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
31/34

観覧車

観覧車のところまで行く途中にお土産やさんがあった


一ノ瀬

「あ、ちょっと待って、少し見てもいいかな」


あおい

「うん、もちろん

私も見たい」


可愛いぬいぐるみやキーホルダー

ガラスの置物、エコバッグなどなど

ハンカチ、タオル類

メルヘンがいっぱいだ


一ノ瀬

「いや、アンパンマンのキーホルダーがね

さっきちらっと外から見えて

姪っ子に買って行こうかなって思って」


あおい

「ああw それ絶対喜ぶね

どれが好きなの?」


一ノ瀬

「食パンマンなんだって笑」


あおい

「そうなんだあ いる?食パンマン

あ、いたいた

これどう?」


一ノ瀬

「あ、あった ありがとう

これ買って行こう

ちなみにジャムおじさんもあるけど、いる?笑」


あおい

「いらないよー笑 私アンパンマンが好きだから笑」


「残念だな、プレゼントしようと思ったのに笑」

そういって一ノ瀬はクスッと笑った


だいぶ日が傾きかけていた


観覧車では真向かいに座った


一ノ瀬

「今更だけど高いの平気?」


あおい

「うん、大丈夫 

観覧車ってさ

1番上に上がった時、周りのゴンドラも見えなくなって

自分だけ空に近いところにいるようなそんな気分になるんだよね


それがすごく好きなの

綺麗な景色を独り占めしてるような感じがして」


一ノ瀬

「うん、花咲らしいな そういう感覚w

でも、今日は二人でその景色をシェアしよう」


「花咲…こっちに座らない?」


一ノ瀬は少し右によけあおいに手を伸ばした


あおい

「うんw いく」


一ノ瀬

「気をつけて、ゆっくりでいいよ」


あおいは一ノ瀬の手をとり

隣に座った


心臓の音が一ノ瀬にも

聞こえてしまうんじゃないかと思うくらい

ドキドキしていた


頂上から見える景色はオレンジ色に輝いていたて

二人を優しく照らした

遠くを見つめるあおいの肩を一ノ瀬はそっと抱き寄せた


あおい

「一ノ瀬くん 私も一ノ瀬くんのこと好きだよ

でも同じ職場だからとかみんなに優しいからとか

いろんなことを言い訳にして

その気持ちを閉じ込めてた

でも、もう閉じ込めるのやめようかな


いまの私になったのも

一ノ瀬くんのお陰なんだよ

一ノ瀬くんが引っ越した後、私また一人になって…

前は一人でも平気だったのに、そのときはすごく寂しかった

一ノ瀬くんが誰かと一緒にいることの楽しさ教えてくれたから

だからね、私、変わろうって決めたんだよ」


一ノ瀬

「花咲…いや、いまここでそれ言われたら

ちょっとまずい…」


あおい

「あ、ごめん」


一ノ瀬

「いや、そうじゃなくて…

その…キスしてしまいたくなるから…」


あおい

「あー笑」


一ノ瀬

「花咲

職場恋愛って面倒って思うかもしれないけど

僕と付き合ってくれる?」


あおい

「うん、お願いします」


一ノ瀬はあおいを優しく抱きしめた


観覧車はゆっくりと降りて行った


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ