打ち上げ
なんだかんだであっという間に15時になった
配るのが大変と言うほど多くはなかったが
それなりに忙しかった
あおい
「これで最後だね」
一ノ瀬
「そうですね
これで終わりにして、そろそろ片付けましょうか?
先輩、喉乾いてるでしょ?
さっき買ってきたのあるからどうぞ」
(さっきトイレに行ったときに買ったのかな)
あおい
「ありがとう」
そういってあおいは缶コーヒーを飲み干した
一ノ瀬
「え?花咲…
それ一気に飲んだの?
どんだけ喉が乾いてたんだよ
そういうの我慢しちゃダメだって笑」
つい一気飲みしてしまったのを見られたのが恥ずかしくて
あおいは
「いや、早く片付けないといけないから」って
よく分からない言い訳をした
一ノ瀬のクスっと笑う顔に
あおいは一瞬鼓動が早くなるのを感じた
いつも軽やかな一ノ瀬のおかげで
片付けも報告もあっという間に終わり
二人は駅へと向かった
一ノ瀬
「いやあ、いい疲れだよね
楽しかった
子供達もみんな嬉しそうで
あー言うのってさなんか微笑ましくていいね」
あおい
「そうだよねー
風船飛んじゃったーって泣いてたりね笑
だからさっき言ったのにって思うけど
あまりに可愛くて笑っちゃった」
「だよな〜」
一ノ瀬は少し目を閉じて小さくうなづいて
「先輩、今日ご飯食べて帰りましょう?って誘いたかったけど
休み返上だったから
今日じゃなくてさ
次の休み
このイベントの打ち上げとして遊園地で遊ぶとかどうかな?」
と続けた
あおい
「えええ?遊園地?また急にどうして…」
一ノ瀬
「いや…なんかさ
童心に戻った気分で花咲と遊びたいなって思ってさ
あ、無理にとは言わないけど…
考えといてくれたら嬉しいな」
あおい
「うん笑、わかった」
一ノ瀬
「ありがと笑」
あおいも一ノ瀬も
そのあとは珍しく、あまり話もせずに
電車を待った
(電車早く来てーーー)
あおいは心の中で叫んだ




