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偽ヒロイン 誕生 (1)

こんな私が誕生したのは

中学の時だ


小学生の頃

私はほとんど教室内で一人で過ごした

もともと性格的におとなしい方ではあったが

理由はそれだけではなかった


人の感情に敏感でいろんなことを感じ取ってしまうから

グループで一緒にいるとしんどくなってしまう

グループ内の揉め事があったりなんかしたら

もう辛くてしょうがなくて

みんな仲良くしようよって言ったら

グループから外されてしまった


それ以来、一人でいる方が楽だと思うようになった


なので、クラスに友達と言える人はいなかったけど

寂しいとか悲しいとかそういう感覚もあまりなかった


一人で本を読んだり、たまに本を書いてみたり

絵を描いたり…

自分の好きな世界を広げていくことが楽しかったから


当時はそういう言葉を知らなかったが

HSPという気質を持つタイプの人間なんだ思う


でも5年生の時

一人のクラスメイトがやたらそんな私に話しかけてくるようになった


その子はクラスの人気者で友達もたくさんいる

なぜ私に話しかけてくるのかわからなかった

最初はどんな一緒に遊ぼうと言われても断った

だけど

それでもその子は諦めなかった


学校帰り校門で待っていたり

遠足のグループに誘ってきたり

委員会を一緒にやろうとか言ってきたり


何かにつけて私に声かける

最初は迷惑だと思っていたけれど

あることをきっかけに

この子には心が開けるかもしれないと

思い始めていた


でも

そんな矢先、その子は突然転校してしまった


そして、私も

父の仕事の都合で中学に入学と同時に違う土地へ引っ越した





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