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ご退場

ヒロイン登場です‼

突然の攻撃的ば怪物の襲撃。


各々の武装が乏しい中、戦闘は避けるべきだ。


ライフル一丁じゃな。


そう判断した我々は逃げることにした。


問題は何処へ逃げるかだった。


リチャード管理局長の話によると


近くにいシェルターがあるらしいのでまずの目的地は決まった。


そこでだ。


「君は後ろから私達を援護するようにしたまえ」


「え?」


「武器を持ってるのは君だけだし」


それはそうだった。


「じゃ、だれか私のバックアップをお願いします。

武器はこれ一つで接近されたら俺も終わりなんで…

せめて、接近する敵の補足と警告だけでも…」


明らかに貧乏くじなのでせめての抵抗、いや道連れが欲しかったので行ってみた。


「君正気か?、こっちはそんな訓練など受けてないぞ

俺は航海士で軍人じゃないし」


「銃の扱いとか階級から見てもあんたが適任だ」


「あたし達はシェルターを開けないといけないから仕方ないよ」


志望者ゼロで

これじゃ

未来の死亡者一人(俺)確定の予感しかしない。


まだ、誰も襲われてない。

しかし。余程の馬鹿ではない限り、あの接近方法は明らかに親睦を深めるための物ではない。

もっと原初的で純粋な渇望、確かな殺意がただ漏れだった。


壁の光る部分を見ると、今回は時間差はあるかも知れないが20っ体以上。


いくら子供じみた格好で非力かも知れないが囲まれたらお終いだ。


非力かどうかもまだわからない。


本物のエイリアンだったら最悪だし、野生動物とかを考えてみると人間の筋力はかなり弱いほうだ。


パワードスーツでも着込まない限りはな。


そうだ。



「パワードスーツのあんた! あんたならスーツのお陰で生身よりは、丈夫だろうし、協力してくれ」


必死に頼んで見る。


盾役なしで20体の怪物相手は死亡確定なので仕方ない。


「……」


出会った時から何も喋らなかったが今はその沈黙がさらに重い。


だめかなと思ったらゆっくりと(うなず)いてくれた。


純粋にありがたい。


道連れじゃなく、仲間をゲットした。



「じゃ、頼んだからな、シェルターの位置は彼が知っているから」


一目散に逃げる4人。


残された二人。


「俺はシュンだ。あんた名前は?」

「……」


またも、沈黙。

こまったな。

壁を見るとドアの形成が九割以上終わっていた。


そろそろ開戦か。


「もう時間切れのようだ。撃ち漏らして接近する個体があったら教えてくれ。 出来ればスーツのパワー増幅機能を使用して退けてくれるといいけど、あんたの危険度が増すから警告だけでもいい」


一番欲しいのは全体の状況分析と後退するタイミングを教えて貰うことなんだが、あまり高みを望んでもな。


1人で死ぬよりましか。

それと勝算がまったくないわけではない。


運よく時間差でドアが開いてくれたら順番に撃退出来るし、途中で逃げてくれるならば万歳だ。


残弾数は、ざっと30発くらい。


エネルギパックのデジタル表示では残弾数34と出ているが、本当にこの船がワープなんかしてるもんなら、どんなおかしな事が起こるかわからない。


程なくして


またもや熱烈なダッシュで近づいてくる怪物。


狙いを定めて

トリガーを引く


「パーシュ、パーシュッ、パーーシュッ」



「クアーー」

「ケッーーーーー」


変な音を発しながら倒れる怪物たち。


足を貫通しれよろめく個体の視線は明らかな憎悪と殺意に満ちていた。


幸いにも出現は1っ体ずつだった。

一発で仕留めきれなかった時は冷や汗をかいたもんだ。


様子が変わったのは5体目を仕留めてからだった。


現れては接近せずに、近くの遮蔽物に隠れてしまうのだ。


厄介だな。


ドアが開く瞬間を狙撃しているが、うち漏らしがどんどん数が増えてる。


その攻防戦の中



「カラーーーン」



金属製のぶつかる音がして見れば


パワードスーツの人が俺を庇う形で腕を伸ばしていた。


音がするところには、何十キロをも超えそうな機械部品が転がっていた。


まさか、投げたのか? 俺目当てに?


パワードスーツの人が庇ってくれなかったら多分直撃だった。


命の恩人への感謝の言葉も出せずに俺は困惑していた。


あれを投げ飛ばすとなると、かなりの腕力だ。


しかも、タイミングを狙ってやがった。


数も上で腕力で勝って悪知恵も働く


最悪の敵じゃないか。


そう思ったら、また何かが飛んできた。


今回は見えたので、さすがに避けたけど


投げ込まれた()()が問題だった。



それは


死んだ人の体の一部。


そう


私がライフルを拾った場所に転がっていた死体の一部だった。


大き目の歯形や損傷から、何につかわれたかは一目瞭然。


ああ、出来れば一目も見たくなかった。


そして、それを投げ飛ばしたのは俺が入って来た時に作ったドアから現れた新しい怪物だった。


デカい。


2メトルを超えるパワードスーツが子供に見えるほどデカい。


背は大差ないかもだが、とにかく通路を埋め尽くすくらい肥大した体に4本の腕を持ち、またも4本脚で動いていた。


こんな生物あり得るのか?


先手必勝とばかりに、ライフルで体のど真ん中へ穴をあけてやった。



「そんなバカな」


小さな風穴があいても痛がる気配はなく、瞬く間に傷跡が塞がってしまった。




「………………………………………………………

 トロル

 逃げなきゃ」


「え? あんた、あれ知ってるのか?」


パワードスーツからこぼれた声に驚きながら思わず聞き返してしまった。


その瞬間、狙ったかのように光り出す足元。


慌てて銃口を向けるが、そこに浮かぶのは≪宇宙蜘蛛≫の総合管理AIの≪アラクネ≫の

ロゴーだった。


ずっと沈黙していたライフサポートバンドからアナウンスが流れだす。


『聞こえますか? 

こちらは宇宙開発局所属、第4509番多目的艦管理演算モジュールAIの≪アラクネ≫です。

説明は後にして3秒後に皆さんの足元に小型ドアを形成します。

そちらへお逃げください』


「船内システムが完全にダウンしているこの状況でそれを素直に信じろと?」


『疑うのも仕方ありません』


説明通りドアは開いた。

人一人やっと通るころの出来るか。

マンホールの穴よりもすこし狭いかな。


『今動かないと確実に死にます』


≪アラクネ≫の静かな催促に従うしかなかった。


「俺はいいけど彼のパワードスーツじゃ通れるわけが…」



『了解です、サポートしましょう。

 

 緊急時、エジェクター起動』


アラクネのアナウンスが終わると

ぱちんぱちんと解除音が響く。


そして


パワードスーツの中から搭乗員が出てきた。


それは緊迫した状況さえも一瞬忘れるくらいに飛びぬけた美貌の女だった。


小柄な体は一見少女のようにも見えたが


魅惑的な吊り目に整った顔

インナースーツの薄い生地の胸元を激しく押し上げる、

はち切れんばかりの双丘は、少女にはない色気があった。


かと言って下品に見えないのは凛とした雰囲気のせいかな。


すこし残念なことに彼女は船外スーツから出てすぐに足元の穴に飛び込んだ。


「こりゃ、俺も行くしかないな」


怪物達が近づいてくるのを皮膚でかんじながら俺も急いて穴に飛び込んだ。


やつらが抜け殻となった船外作業スーツに爪を立て細切れにし始めたころ、


穴は完全に塞がってなくなっていた。


綺麗に退場成功!

はたしてアラクネの目的は…

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