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宇宙探査裏事情(説明編)

説明編出ございます。

すこし短めです。

宇宙探査初期


未開の広大な地域へ飛び込む人類は、様々な問題を抱えていた。


まずは広大すぎる空間。


あまりにも広すぎて何処へ行こうにも時間が掛かりすぎる。


船体が耐えられる速度には明らかに限界があったし、かと言って何十年も移動に時間を費やすわけにも行かない。


コールドスリップ状況下での長期航行のプランが実行可能であったが問題もあった。


ある程度は肉体の老化が防げたとしても実際時間が何十、何百年と経過してしまう点で

経済性が保て無いし、AIか少数の乗務員に航行を任せたとして恐ろしいほどトラブルに弱く

大惨事が続いた。


それも当然なのが危険がてんこ盛りな宇宙空間で半数以上眠ってるお荷物を抱えて事故に対応するのはリスクが多すぎた。


最悪起すだけでもかなり時間が掛かるし、冷凍のまま放出し後で探しに行くケースもあったらしいが生還率はかなり低かったという。




次にもっと深刻なのが費用の問題。


金を吸い取るレベルを超えて文字通り


地球そのものを粉にして、もう月までも捻り潰して建造するしかない。


様々な宇宙探査関連施設。


探査船、輸送艦、戦艦、宇宙移民船


船、船、船


地球環境の破壊は加速する宇宙開発計画と相まって深刻化の一本道。


いつの時代も被害者は力無き人々。


それはもう酷いもので、結局は莫大な費用問題は戦争と様々な国の内戦にまで拡大した。


何十年かの戦争終了後。


更に疲弊した地球環境と溢れる難民、敗戦国の国民たちは宇宙移民へと

転職を余儀なくされた。


しかし、強制の意味合いと様々な監視制約や危険があるとはいえ、一応生きる『チャンス』は得られるわけで、自発的移民希望者も少なくなかった。

その数は全盛期の地球総人口の半分とも、それ以上とも言われる。

そして、宇宙移民計画は何世代にもの渡って続いた。


しかし、事故や事故を装った戦争後の粛清が相次ぐ中、迅速にその数を減らしていった。



こういった背景をもとに


人類に喉から手が出るほど欲しかったのが超空間跳躍、いわゆる≪ワープ≫技術だ。


強制宇宙移民らは敵対する国家や勢力からいち早く逃げて自由になりたい。


地球の戦争勝利勢力としても、開発済みの底が見える地球や月、火星以外の他の資源惑星が欲しい。


技術革新を信じる様々な人類の希望は外宇宙への時間的、距離的壁をワープが突破してくれると信じた。

これさえ実現すればと、兵器への転用を含めて人々の夢は広がっていた。




これが次の問題のワープだ。




結論からいうとワープは失敗した。


実現しなかったのではない。


成功と言っても過言ではないし、後一歩のところまで来ていると言って

今も研究する科学者は後を絶たない。


実現したのなら何故に失敗かというと


それが


帰って来なかったのだ。


文字通り、空間跳躍を成し遂げた後は

音沙汰なし。


もちろん、ラボでの短距離移送や生物実験らは、全部が成功して

ちゃんと安定化して使えるレベルになった。


しかし、宇宙での


長距離の


しかも皮肉なことに、コールドスリップを使う亜高速航行と比べて

効率のいい距離から移動すると、


ざっと8割以上、帰って来なかったのだ。


まるで宇宙の神様から見放されたかのように。


実はこの神云々の表現


残りの2割に起こった怪現象から皆もがそう思わざる得なくなった。


一つ、著しい予定座標からの逸脱

酷い場合、目的の正反対方向に移動


一つ、生物への悪影響

遺伝子の疾患、最悪外見の著しい変化、知能の退化などなど


一つ、時間軸の歪曲

ワープが失敗して、また生存を確認され、かつ()()()()()()()な人の場合

体感時間及び身体の経過時間が異なる現象が観測された。

今まで最長の時間差で何百年もあったとかなんとか。


以上の問題がワープ成功の狼煙があがった時から百年以上も改善されていないため

今、人類は倫理的観点からワープを封印した。


短距離はまだ使えるが、これも危険性があるのは明らかだったし。


現在も学術的研究以外に宇宙船に搭載は禁止されているはずだ。


しかも


ワープが出来ない問題をクリヤするための調査や研究施設を作りながら移動するのが

こいつ≪宇宙蜘蛛≫のはずだがな……。


超空間跳躍をして長距離を移動はしたものの戻ってこないワープ技術


距離移動と費用の問題を避けて上手く宇宙開発をしたかった人類がひねり出した

答えが地球という原点の近くから巣を広げ続ける巨大な


≪宇宙蜘蛛≫


だった。


移民用、施設建造、戦闘、探査 様々な蜘蛛が生まれて

今俺が乗っているのも、その一つ。


しかし、ワープとは無縁のむしろ、移動速度はかなり遅いこの宇宙蜘蛛


ワープ失敗がら生じる生存者の時間軸乱れの怪現象は起こり得なかった。


そう思ったいた。


すくなくとも、今まではだ。

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