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精霊ピエロと迷宮な日々  作者: なお☆プリン
カウントアップ:3
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仕事です、解散です。(灯太)

路野江が連れていかれたが……


「ま、話を続けよう。」


俺は空気をリセットする意味も込めてそう言った。


「俺達の時に精霊が来て、その時対立してたの誰だか覚えてるか?」


さらに続けて質問する。忘れてるやつはいないと思うんだが……


「柄闇家、だろ。」


忘れるわけないだろ、とでも言いたげな顔で声のトーンを落として、秀島は呟くように言葉を吐いた。

他の2人もまさにそれを言うつもりだったと、うなずいて示した。

……もしかして教頭は気を利かせてくれたのか?

いや、今はそんなことはどうでもいい。


「そうだ。昨日もこの学校でおかしな事が起きた。あくまで俺の考えでしかないけど、あれも柄闇家が絡んでたんじゃないか……と思ってな。」

「柄闇家が動き出すにしても、12年前にかなりダメージをおったんじゃないのか?」


秀島が疑問を抱くのも無理はない。

だが……


「12年も経ちゃあな……」


そう言って俺は頭をかいた。

それしか言葉が出てこなかった。

内部に通じてるやつがいない以上、情報が全く無いのだから。


「あ。私そろそろ行かないと。」


霞が何か思い出したように荷物をまとめだした。


「また研究所?」

「そう、久しぶりに5人全員で会おうってなったのよね。」


秀島にそう答えた霞はどこか嬉しそうだった。

確か同級生と一緒になにかやってるんだっけか。

と、電話の着信を告げる音が鳴った。


「……はい……4時から。了解しました。」


秀島は電話を切るとこちらに向き直る。


「悪い、仕事が入った。俺も行くわ。」

「じゃあこの話はまた今度だな。」


俺はやや強引に話を切った。


「じゃあ、僕も帰る……」

「またな。」



皆、各々のやることをやりに行ってしまい、職員室にいるのは俺だけになった。

俺はコーヒーを入れて自分の席に座った。

少し口をつけ、天井を見上げる。


「なにか考えとかないとな……」


仮に誰かいても聞こえないくらいの声で呟いて、コーヒーを飲み干した。

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