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精霊ピエロと迷宮な日々  作者: なお☆プリン
カウントアップ:2
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壊れた体育倉庫の中で(進)

うー……

口に砂入ってる……。


私はとりあえず立ち上がった。この体のおかげで怪我は……かすったくらいですんだみたいだ。


「あが……痛たたた……。」

「ん!玉、大丈夫だった?」


私は、先程まで私の下にいた玉に声をかけた。


「んーっと……私はどうしちゃってたの……?」

「……暴走してた(・・・・・)。」

「あ……止めてくれたの?」

「ん。」


私は玉の問いかけに対して首を縦に振った。


「……ありがと。」


玉は聞こえるか聞こえないかギリギリの大きさで、私にそう言った。


「おい!大丈夫か!?」


外から栞の声がした。

……と思った矢先、栞が倉庫の中に入ってきた。


「大丈夫。ちょっと痛いけど。」

「ごめんね……。」

「2人が無事ならいいんだけど……。」


栞は玉に手を伸ばし、玉を起き上がらせた。


「……そうだ!さっきの子は……?」

「あぁ、あの子ならさっき女の……先生かな?に連れてかれてた。たぶん職員室か保健室じゃないかな?」


そう栞が言い終わるか言い終わらないか、というタイミングで、


「ンフっ!お2人ともご無事でしたか。」


という声がした。

そちらを見ると……あぁ、教頭先生か。


「誰?」

「誰だこの人。」

「失礼、この鬼見配慮が足らず。初めましてではないかもしれませんがご挨拶っ!」


そういって教頭は横に1回転すると、


「そう!我こそは!なんてやるガラじゃないですが。この学校の校長……失礼、冗談。教頭です。」


というか、いまだに学校名出てないのな。


「この鬼見、あなた方3名を職員室にお連れします。お話……聞かせていただかないとね。」


教頭は不気味に笑った。

……大事にならないといいけど。

いや、もうなってるな。

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