路野江相談室ー1(路野江)
はぁ……疲れた……。
というか私はなにもしていないんだけどね。
修復はサクラさんや浩介さん達がやってくれてるからほとんどやることはないんだけど……。
多目的室から職員室に向かう途中。
ふと窓の外を見ると、柄闇さんがいた。
そしたら、柄闇さんの方もこちらに気づいたみたいで、手を振ってくれた。
私は柄闇さんの所に降りていった。別に飛び降りた訳じゃないよ。
「路野江、昨日のことだけどさ。」
「いきなりツユかい。」
「そうよ。それより、路野江。あなた昨日ちゃんと名乗ってたからね。」
「勝手に闇を繋げないでよ……。しょうがないでしょ、突然また来たんだからさ。」
なんというか、闇そのものというのも特殊なんだからさ。
とはいえ、ツユ自身も特殊に思っているんだろーな。
なんで突然来たんだろう……訊くか。
「それで、どうしたの?」
「あ、そうだ。露季がさ……その……」
「うん?歯切れが悪いね。昨日ははっきりと喋ってたのに。」
「あー……本人が多分話したいと思うし。つーことで。」
ツユはさらっとそう言い、次の瞬間には露季さんになっていた。
「はっ!先生!しばらく泊めてくれ!」
「と、唐突な……。」
「そのぉ……」
露季さんがいつもの感じじゃなくて、おどおどしていた。
私なにか悪いことしたかな。
とにかく話を聞かないことには……
「じゃあとりあえず職員室で……」
「あー!」
「……保健室行こうか。」
私の出した案に対して、露季は何度も首を縦に振る。
そんなに職員室いやなのか……。
ともあれ私と露季は一緒に保健室に行くことにしたのだった。




