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精霊ピエロと迷宮な日々  作者: なお☆プリン
カウントアップ:2
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3名の偽精霊ー4(進)

「ねえ、あの露季って子はさ。」


玉が突然喋りだした。

私は少し驚いたけど、返事をする。


「え?うん。」

「……その、多重人格だったりするの?」

「え?」


予想外の疑問に戸惑った。

そんなの聞いたことない。


「私は聞いたことないけど……。突然なんで?」

「いや、さっき頭撫でた時、感情覗かせてもらったんだけどさ。」


なに勝手にやってんだか。

玉は続ける。


「あのさ、2つ以上の感情が混ざることはよくあることなんだ。むしろ、感情が1つってのはなかなかないんだけど。でもあの子の感情はさ、いくつかの感情がまとまって2つに分かれてたんだよね。」

「混ざってたわけではないの?」


思わず訊いてしまう。

しかし、玉は冷静に答えてくれた。


「ええ。分かれていたわ、はっきりと(・・・・・)ね。こういうの過去に見たことあるんだけど、全部多重人格の人だったわ。」

「つまり……」

「彼女……露季ちゃんは二重人格なんじゃないかな。」

「なるほど……。」


すごいな。そんなことが分かるのか。

とはいえ、私も知らなかったな……そんなこと。


「彼女自体が隠してる可能性もあるから、公表はしないでおくわ。」

「ああ、ありがと。」


玉の気遣いはさすがだった。

そんなやり取りをしているとき、


「やっぱり……そうなのか?」


と、栞が呟いていた。

私はまた珍しいと思い、声をかけた。


「どうしたの?また神妙な面持ちで。」

「……なんだその難しい言葉は。いや、夜ご飯の事を考えていたんだ。やっぱりご飯に納豆をかけるか、それともふりかけにするか……という感じにね。」

「そ、そうか。」


平和なやつだなー。

私はそう思わずにはいられなかった。

それより、


「私達も中、入ろうよ。」


私は2人に呼びかけた。

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