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精霊ピエロと迷宮な日々  作者: なお☆プリン
カウントアップ:2
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3名の偽精霊ー3(進)

私としては少し嫌な予感がしたが、そんな話をしているうちに学校に着いた。

……校門の前に誰かいるな。


「誰だ?あれ。」

「誰だろう、あれ。」

「あれって呼ぶのやめてよ……私の後輩だからさ。」


校門の前では露季がウロウロしていた。大きな白いウサギを抱えている。


「ウサギ?」

「ウサギかな。」

「ウサギだね。」


私達3人の考えは意外と揃っていた。それしかないから当然といえばそうだけど。


「おーい。露季?なにしてんのー。」


私は呼んでみた。

すると、露季も気づいたみたい……だけど、近づいてこない。

……戸惑っているのか、この2人に。


私達の方から近寄っていった。

私が2人を紹介しようとしたら、それより先に2人が動いていた。


「私は玉、進の友達です。よろしくね。握手。」

「私は栞っていって、進と友達以上の関係を築いている者だ。握手。」


露季は2人に突然握手を求められ、戸惑ってこそいたが、1人ずつ握手をした。

……しかし、それだけでは足りなかったのかなんなのか、


「かわいいなぁ!この子!」

「とってもかわいらしいね。もらっていこうか。」


2人して露季の頭を撫で回し始めた。


「あ、あわわ……。」

「うりうりうり~!」

「ほれほれほれ~。!」

「……度が過ぎると……我の闇が黙ってないぞ!」

「うり……!?」

「ほれ~。!?」


おっと。


「いつものテンションに戻ったか。」


私はフォローしておく。


「すまない、やりすぎた。」

「ごめんね~。」


2人の謝っている気持ちが伝わったのか、露季も落ち着いたようで、


「分かってもらえればいい。我は路野江に会いに来たんだ。」

「あー、先生か……。邪魔しちゃったねごめん。」


私からも謝っておく。友達がしたことだしね。


「いや、大丈夫だ。気持ちを整理させていたところだったから、こっちもちょうどよかった……かもしれない。じゃあまた。」


そう言い残すと、露季は学校の中に入っていった。

なんというか……面倒なことにならなくてよかった。


「私達も中に入ろうか。」


私は2人に声をかけた。

でも、玉も栞も表情が曇っていた。

玉はまだしも栞まで……?

どうしたんだろ。

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