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闇纏う2人―3(路野江)
私は柄闇さんと歩いていた。
「ねぇ、柄闇さん。」
「……。」
「ちょちょちょ、柄闇さん。話したいことは!?」
「……むぅ。先生。」
柄闇さんが話しかけてくる。ツユとの約束は守らなきゃね。
「先生。我は……我には……好きな人がいるのだ。」
おっと、予想外。闇関係のことかと思ったんだけど……。
気づいてないんだっけか。
「我は……どうすればいいんだろうか。昔から幼なじみだったから……。」
幼なじみ……もしかして……
「柄闇さんが好きなのって、み……」
「うぇ!?ダメだぞ!」
「お、おぉ。」
ストップをかけられた。
「あ、もう大丈夫!ここで我、先生とは道が違うから。」
「あら、そう?気を付けてね~。あ!そうだ!」
「な、なんだ?」
「なにかあったら相談にのるからね~!どうせほとんど学校にいるからさ。」
あくまで軽く声をかける。それでも柄闇さんが一瞬笑ったようにも見えた。学校にいるのも本当だし。
とはいえ、ココロの問題に他人が深入りしすぎるのは悲しい結果をうむことがある。
「闇……か。」
私は、彼女が暴走する前に止めてあげなければ、とまた思った。
「……後片付けか……」
学校の片付けに関してはめんどくさいとしか思えなかったが。




