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精霊ピエロと迷宮な日々  作者: なお☆プリン
カウントアップ:1
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情報通な2人―2(薫)

「スー先輩が……精霊?」


どういうことなのか分からなかった。


「うん、ま、そうなるよね。」


でも、とりあえず色々訊くことにした。


「てことは、スー先輩には契約主がいるの?」


先輩は首を横に振る。

……どういうこと?


「正確には私はクレープ達とは違って、精霊によって作られた精霊なの。」


……わ、わけがわからん。


「ほら、人造人間(サイボーグ)っているでしょ?あれの精霊バージョンよ。確か……偽精霊(フェイクスピリット)とか呼ばれてたよ。」

「じゃあ、スー先輩はめっちゃ強いの?」


また、先輩が首を横に振る。


「私は……能力を持ってないの。だから、契約ができない。作られた目的はちゃんとあるんだけど、今はそれを果たせないんだよね……」


……こういうのはあまり深くつっこむと傷つけてしまう。

ウチは「そういうもの」として話を続けてもらう。


「でも、なんで突然こんなことを話したの?しかもウチに。」


先輩はこっちを見つめて……


「精霊達今日来たでしょ。だから信頼できる子に話しとこうと思って。」


……話がよめない。精霊が来たから?スー先輩はタルトやクレープとはなにか違うの?



「まさか、精霊界が同じことやらかすとは思ってなかったけど。」



先輩が小声で呟いた。

私は聞き返そうとしたが、先輩の言葉に遮られる。


「そんで、私はその中でも失敗作なワケ。たぶん精霊界は私の存在すら忘れてんだろーね。」


……うぅん?


「えっとスー先輩。ウチ、ちょっと整理したいから今日は帰ってもいい?」

「いいよ。休みどうせ長いし、暗いからね。私、基本学校にいるから。何かあったら来な。」

「じゃ、じゃあバイバイ……。」



どういうこと?

先輩が作られた精霊で失敗作?

突然情報が入りすぎて、頭が混乱している。

とりあえず帰ろう……


ウチは学校を出た。


「……帰ろう……。」


誰も聞いていない、独り言。

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