表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
精霊ピエロと迷宮な日々  作者: なお☆プリン
カウントアップ:1
12/117

下校放送後の職員室(路野江)

「いやーそれにしても驚きました。まさか、校長先生が……」

「いや、俺はだいぶ前から怪しいと思ってましたよ。」

「まぁまぁ、死亡者が出なかったんだ。良かったよ。」


職員室は先ほどの爆発の話題で持ちきりだった。

あの規模の爆発だ。当然と言えば当然だろう。

だけど私はその会話に参加する気はない。するのも面倒だ。



「しかし……どうしますか?今回の問題、校長がやったというのは表に出せば保護者の信頼を失ってしまう。」


そう言ったのは鬼見(きみ)教頭だ。


「そ・こ・で、この鬼見、考えました。あのとき近くにいた、松原先生に全責任を負ってもらい、辞職していただきましょう、と。どうです?ん?」


誰も反論しない。できないのだ。


「ンフっ!!ナイスアイデアですよねぇ!?」


私が思うに、校長がいなくなった今、この学校で最強の能力者は教頭だ。


教頭の能力は『空間操作(スペースコントロール)』。下手に逆らえば、生身の人間ならまず、逃げることはできなくなるのだ。


私は職員室を出た。職員室のドアを閉め、廊下の窓を開ける。

外の空気が吸いたい。


教頭も私のチカラを利用しようとしている。

私は精霊の能力者じゃない。

精霊の能力と打消しの関係にある、(ヤミ)。その闇を体内に大量に宿す一族が、柄闇家だ。私にも柄闇の血が流れている。今の名字は路野江だけど。

教頭は、闇を使って自分に逆らう能力者を消そうと企んでいるようで、どうやら柄闇家を使おうとしてるらしい。

だから、まだ私は――


「……殺されるわけにはいかない。」


私は小さな声で呟いた。

このまま保健室に行って、松原先生にこの事を伝えないと……

そんな事を頭に浮かべながら私は職員室を後にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ