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2人でまわりたい

9月14日の水曜日。

谷之坂と登校して、文化祭の開会式が体育館で始まる前に教室で待機する時間があった。


担任に教室を出るように促され、体育館まで二列に整列しながら、体育館に向かった俺達。


文化祭の開会式が始まり、野球部の演劇が始まり、体育座りで鑑賞した全校生徒だった。


野球部の演劇が終わり、開会式が終わり、各自自由に回れる時間になった。


俺は一旦、教室に戻ることにした。

後輩の泡浪と2人で回ることを約束していたので、教室に戻った俺だった。


泡浪はクラスで演劇をすることになっているが昼までは自由時間らしく、13時30分までは自由らしいので彼女と校内をまわる。


朝から暑く、校舎を出て、3年4組のかき氷屋の列に並んだ俺達。

俺はいちご味のかき氷で彼女はレモン味のかき氷を注文した。

400円だったので奢った。

ふわふわのかき氷ではなく、普通のかき氷だ。

プラスチックのスプーンで掬って食べ進めていく俺達だった。


「泡浪さん、どこのから行く?」

「かき氷を食べ終わってからにしましょ」

「あぁ、そうだね」


かき氷を食べ終わり、容器とスプーンをごみカゴに捨てて、どこに行くか決めた。


「喫茶店行きません?」

「喫茶店って蒸蒼院先輩のクラスだよ」

「蒸蒼院先輩が居ても良いです」

喫茶店の出し物をやっている蒸蒼院の所属するクラスに向かった俺達。


「いらっしゃいませ〜2名様ですね、こちらの席へどうぞ!」

俺は接した事のない女子生徒だった。

俺達はパンケーキと紅茶を注文した。


蒸蒼院先輩の姿はなくほっと安堵した俺だった。



注文した物を腹に収め、教室を後にした俺達。

「次はお化け屋敷なんてどうですか?」

「2年5組のね。良いよ、行こう」

2年5組の教室に行くと、16人は並んでいた。

案内役に2人でしか入れないと指定されて、断らなかった。

怖くなかった。ビビリはしたけど、平気なレベルだった。

泡浪は腕を絡ませてこず、平気そうだった。


次は2年1組の教室に行って、10人も並んでいなかったので並んで、二曲歌を歌った俺達だった。

泡浪が洋楽を歌って、周りにいた生徒が拍手するほど上手かった。


「泡浪さん、上手かったね!」

「架謂条先輩も上手かったです!」

「俺はそんなにだよ」


次は体育館に移動して、泡浪が観たいと言ったクラスの演劇を鑑賞することにした。


俺は楽しくなかった。


去年の恥ずかしさを思い出した。一年は全てのクラスが演劇と決まっていたのでやりたくなかった。

「架謂条先輩は去年、クラスで何をやりました?」

「とあるアニメのパロディをね……」


昼は校舎を出て、焼きそばを買って食べた。


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