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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~12)   作者: 四季


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理不尽な婚約破棄をされても希望を失うことなく生きてゆきます。~大丈夫、人生はまだ終わっていない~

 また新しい朝が来た。


「エリナ、朝食できてるわよ~」

「ありがとう母さん」


 私は先日婚約者に切り捨てられたばかりだ。

 なので正直あまり食欲がない。

 けれども生きるためには必要な行為なので努力して食べるようにしている。


「パン、食べやすいようにしておいたわよ」

「スープに浸しておいてくれたってこと?」

「そうそう」

「ありがとう、助かるわ」


 あまりにも理不尽な婚約破棄だった。

 だから今はまだ前向きにはなれない。

 どうしても明るい気持ちになれないのだ。


 でも、ここを越えたならきっと、いつか幸せという光に出会えるはず。


 そう信じて生きてゆこう。


 未来に希望を見られるのなら人は何とか生きてゆける。


「飲み物どうする?」

「うーん……」

「紅茶とかどう?」

「あ、じゃあそれで」

「ミルクティーにしておくわね」


 目の前のものを食べる。

 心まで自然と温かくなる。


 なんてことのない平凡な日々に感謝しようと思う心が生まれる。


「このスープ……美味しい!」

「あらそう、気に入ったなら良かったわ」

「レモン入ってる?」

「ええ。最後にちょこっとだけ入れたわ。変だったかしら」

「ううん! いい感じになってる!」

「そう、なら良かった。少しだけ冒険してみたの」

「母さんはさすがだなぁって思うわ」


 色々あったけれど、またここから一歩を踏み出してみようと思う。


 日常に感謝して。

 近しい人にも感謝して。


 そうやって生きていこう。


「スープ美味しすぎ」


 大丈夫、人生はまだ終わっていない。



◆終わり◆

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