477話 お前メインじゃないんかい!
「ついた、ここが大海大学か」
「指導のために連行しないでくれ…」
「いいじゃない。私の事が好きなんでしょ?」
「別に」
大海大学、大海駅から徒歩10分ぐらい。学食コンテストの優勝候補である。
「ようこそ、大海大学へ」
「どうも、去年は素晴らしい作品をありがとう。指導する倉田と神崎です」
「まず…去年のが食べたい。順番的にね…」
そう飛翔が言うと、すぐに作ってくれた。唐揚げの甘酢あんかけ定食だ。昼飯代わりに食べると、2人は驚きのあまり、目を丸くした。
「去年より…美味しい!?」
「レベルアップしたってすぐわかる…去年味を感じなかったとはいえ…食感がよりいいね」
「今年もこれで行ったらどうなの?」
「いえ、これから今年の新メニューを作ります!」
そういうと、新メニューを作り始めた。新メニューは…ミートソーススパゲッティだった。
「パスタ!?学食でパスタなんて…出したことあったっけ?」
「出したことはないな…あのね…学食で出すためには…」
「そこについては考えてます…だよね、今回の発表担当!」
「発表担当の部長、村磯愛梨と申します。これにつきましては朝の段階でスパゲッティを茹でるという…って去年の審査員じゃないですか。これ以上の解説は本番までのお楽しみです」
「あ、はい」
「ちなみに、私は案内と料理の最終確認担当の唐土冬華です~」
「覚えにくいからトウモロコシでいい?」
「ダメに決まってるでしょー!」
「ちなみに普段はコーン茶って呼ばれてるよ」
「コーンもいいじゃない!」
「よくない!」
「そういえばコーン茶、みんなの紹介しなくていいの?」
「そうね。料理してた三人を紹介するわ。まずは料理長の五浦哲平よ」
「どうも、哲平です。youtube見てるならわかると思うけど、あの哲平です」
「youtube…哲平…レシピのてっぺいさん?」
「君はわかってるじゃん。そう、そのてっぺいだよ」
「飛翔は知ってたんだね…」
「次の料理担当は…経理と雑務と庶務も兼任の佐和萌香よ」
「飛翔さんと真音さんでしたか。良い腕前をお持ちで。私は花の料理人、佐和萌香よ」
「あー…そういう系ね…」
「最後に料理副部長、学食の調達と交渉担当、発表補助の沼生真雪」
「はじめまして。真雪です。今年の優勝は私たちですか?」
「…まぁ、これで全員ね。味には問題ないだろうし、私たちは大丈夫でしょ!」
「…うん。大丈夫じゃない。機材、調理方法、料理選択には問題ないんだよ。そう、レシピが問題でね…申し訳ないんだけど…このレシピのままだと厳しい人がいるかもしれないんだ。てっぺい先生のレシピは完璧だから少しだけアレンジしてもいいんじゃない?」
「そうね。指導は私が行うから…飛翔はまた11日に呼び出すかも~私は13までいるから」




