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460話 どうしてこうなった


「研修はどんな感じですか?」

「それはそれは楽しい…わけないですわ」


一人静…改めしずくの一件が終わり、家に電話をかけると…結花はかなり疲れているようだった。飛翔はすぐに家に戻った。


「いったい何が起こっているんだ」


家に戻った飛翔は驚いた。家は散らかり、何か戦争でも起きたのかと思うぐらいに暗かった。独特の異臭と疲れた天使の瞳がより悲惨な状況を物語っている。


「…飛翔さん!わたくし…わたくし…!」

「結花さん、お疲れ様…いったいどうしてこうなったんだ?説明を頼もうか」

「…すまない。私から説明しよう」


魅華子が言うには、研修ということでグループワークや天使としての教えなどをきっちり叩き込んだそう。しかし、新しく入った天使が仲違いを起こした結果として雰囲気は殺伐とし、教育する天使同士にも不和が発生した結果こうなったという。初音さんが府馬に来たのも飛翔と隆真を呼び戻しに行ったのがきっかけだそう。ただ、隆真はラーメン屋の仕事があるため断ったらしい。


「…魅華子さん、結花さん、環境としては最悪だったんだね…仲違いが起きてるのは誰?」

「私と結花、佳奈以外全員だな。佳奈は今病院で手当てを受けているがな」

「初音さん曰く、佳奈さんはしばらく入院だそうです。まさかストレスで胃を壊すとは思いませんでしたわ…」

「…なぜ遥希を呼ばなかった…遥希なら絶対…」

「彼に第3支部の他の事業を任せたからな…飛翔への説明ありがとう」

「いえ、問題ありませんわ」

「…とりあえず、3人は外で掃除業者とリフォーム業者を呼んでほしいなぁ…」

「わかりましたわ」


その後、家の中では怒声と罵声が響き渡った。家を汚したこと、仲違いをしたこと、天使の中にも礼儀があることなどを教えたが、それに反論する罵声は怒声と同じぐらいの勢いで響き渡った。いつしか殴り合いの喧嘩に発展し、飛翔は負傷した。それに気づいた外の天使たちが帰ってきて一喝した。


「…飛翔がここまで怒ることはないんだ…それほどまでさせたのは君たちなんだよ」

「飛翔…痛かっただろう…」

「飛翔さんはわたくしが治療しますので大丈夫です。」


このあと治療の際に中で起きたことの一部始終を話した。ドアを開くと新米の天使が言い合いの喧嘩の最中だった。最初は彼らをなだめたが、なだめるうちにヒートアップしていった。その中で朝陽と隆平が殴り合いを始めたので、止めようと天使たちを訪ねると天使たちも天使たちで喧嘩していた。飛翔はみんなを集めて説教をしたが、その最中に真冬と夏希が喧嘩を再開すると、紗千香が飛翔を殴ったのをきっかけに飛翔への罵声とリンチ大会になった。


「そんなことが…立てるか?」

「…あぁ…でも痛いな…」

「やっぱり、無理するな。全く、どうしてこうなった…」

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