455話 ドキドキ天界部(天界抜き)
「適性検査?知ってたぞ?」
「ではなぜ使わないのですか…?」
「…魔王様が既にやったよ!学力と性格の両方から!そのあとで面接したんだよ!」
既に検査の後だった…28人の中から残る2人を入れる…はずだった
「…言いづらかったんですけど…5人予定じゃなかった?採用して無理だったら解雇すれば…」
「真冬は面接しててどうだった?採用したい人っていた?」
「…解雇することはとても難しいんだ。この世界は死ぬ以外に逃げ出せないんだ。一生を決めると言うのに…責任はないのか」
「私に責任…そうですね…無理です…」
「それならあまり言わない方がいい」
しかし、これから28人の選考を3人で行うのは無理がある。あと1人、誰が行くのか。
「そういえば3人ですと…1人余るのではないですか?」
「そうだな…飛翔、空いてるか?」
「空いてますけど…たぶん夢月さんとかみどりさんとか…」
「…飛翔ならそう言うと思った。でも、大丈夫だ。やってみよう。全員採用しようとか思わなくていい。まずは話してみてから決めよう」
「はい…頑張ります!」
こうして次の日、再々面接の面接官を務めた。7人の相手は少し疲れたが、楽しかった。
「結局、どうだったんだ?」
「…一人だけ、推薦したい人がいます」
「わたくしの担当からも一人…お願いします」
「私からも一人いる。初音様はどうだ?」
「…私も一人いる」
「では6人採用ってことでいいかい?」
「あぁ、問題ない。明日呼んでくれ」
6月6日土曜日、長く続いた面接の日々が終わった。そして、選ばれし6名を呼び出すことができた。
「お集まりいただきありがとうございますわ。今回の司会を務める天使会副本部長の楠結花です」
「同じく天使会本部長の大島初音です。あなた方は私たちに選ばれた6人です。まずはおめでとう。次に…どうしようか」
「自己紹介でいいのではないですか?」
「…みなさん緊張してるでしょうか?大丈夫です、こいつらも緊張してるので」
「魅華子?どうして扱いが辛辣なの?」
「早く進めないから…!まぁ、仲良くやりましょう」
「質問よろしいでしょうか?」
「はい、何でしょう」
「…天使たちってこんな自由気ままでいいのですか?どうして自由なようにふるまうのですか?働くということは苦しんでいるはずなのに…どうして楽しそうに自由なふるまいをするのですか?」
「…逆に働いているときに楽しいと思ってはダメなのか?自由にふるまってはダメなのか?」
「それは…」
「いいんだ、このあと自己紹介するからその時にじっくり話そうかと思うんだ。他に質問はありますか?」
「ないです」
「そうか、それならいいんだ…少々お待ちを。みんな来てるよな…自己紹介のあとそのまま座談会にしようと思うんだけど…誰が行こうか…」
「わたくし、決めました」




