452話 なぜか志望者が多いので面接することにしました
「いったん第3支部は認可されたけどさ…」
「魔王様も許可したけどさ…」
「会員志望者、多すぎませんか~?」
本部会員が集まったのは、5月24日の日曜日。昨日は第3支部の認可などで忙しかったが、夜通し魔王様が尽力してくれたのが救いだった。魔王様から天使会の志望者リストを受け取ると、家に帰り、仮眠をとった。
「リストどれだけあるんだよ!どうして支部ごとに面接しないんだ!」
本部のメンバーはみんな困惑していた。仕事量の多さもだが、どこ配属希望なのか、どこに適しているのかがんからない。ましてや教育が終わった千成と理世がどこ配属になるのかさえもわかっていない。
「あー…一旦2人とも本部配属にする?その方が早いよね」
「飛翔、よく言った!」
「…そしたら志望者全員と面談しよう。そして面談した人を私たちで選んだあとに最終選考にしよう」
「…それって企業の選考と同じではないでしょうか?」
「適性検査ないだけ簡単じゃないか?」
「それに…この会に必要なのは学力じゃないと思うんだよ。だから、試験はいらないと思うんだ」
「なるほど…そういうことでしたか!」
「一応支部の人も少し借りたいがな。面接を1日で終わらせる都合でな」
「1日!?」
「5月31日、次が月曜日でちょうどいいだろ?」
「わかりました…ところで面接官は誰がやりますか?」
「そうだな…私、魅華子、結花、飛翔は確定だろうな。みしろは本業の巫女の仕事がしばらく続きそうだ…千成と理世もまだ早いだろうしな…」
「かわいそうだがな…仕方ないのだよ…」
「…支部のメンバーを呼ぶことにしよう。打ち合わせはこのあとでいいか?」
「まぁ…」
そしてメンバー全員に電話を聞いた。もちろん支部全ての人だ。そして、午後7時…
「これから31日の面接官を発表する」
「その前に、今回の志望者は30人、採用予定人数は5人としたいのだが、いいか?」
「もう少し増やしてもいいんじゃない?」
「真冬の言うことはもっともだ。もちろん予定人数から増える可能性もあるし逆に減る可能性もある。今年の志望者が増えた要因として、去年の悪魔の方の倍率が高かったからだと思われる。実際、去年の倍率は1.5倍、天使会より多いと言うことがわかっただろ?」
「なるほど…」
「それでな、部屋は5ヶ所を借りることにした。隣のアパートだ。大家と話がつかなかったからオーナー権限で借りることができた。住民たちには…千成たちへの課題を解決させるためのお手伝いをさせる。まぁ、あいつらならできるでしょ」
「まぁ…」
「面接官の発表だが、集まったのが10人だから2人ずつで行うことにした。まぁ、当日までの秘密ということで。」
こうして天使たちは解散した。どう言った志望者が来るのか、期待と興奮がおさまらなかったが、眠りにつくのは早かった。




