450話 第3支部?
「…ところで、天使会の会議はいつやるのでしょうか?」
「それについてだがな…この前の結花が巻き込まれたこと以上の問題が起きているんだ…」
「と、言いますと?」
「…天使志望者少なくないかな!?」
天使会とは、この世界の天使を全て統括する立場の人々たちが集まってお茶会をすること。しかし、本部会長の初音と初音の親友の結花は困っていた。
「それならどうすれば増えるのでしょうか…わたくしは脱ぎませんよ!?」
「いや…脱ぐより早いと思う…まぁ、今度みんなが集まったら話したいのだが…予定も合わない!なんでだよ!」
「もうすぐ6月ですからね…そろそろ集めたいのですけど…」
こうして悩んでいるところに、一本の電話が来た。
「…本当か!明日だな!?」
「明日はみなさん来れるのですか!?」
「あぁ。支部全て問題ないようだ!」
「それならよかったです!」
こうして翌日、全員が来た。
「やっと始まったな!新年度もよろしく!」
「長かったですよ…わたくしは連れ去られるわ第1支部の方でも何かありましたよね?」
「あったよ…それがさ、天使志望の子がいたんだけど…その子にどうして天使になりたいかって聞いたら…安定して稼げるからって言ったんだよ!そんなわけないじゃない!」
「みどり、たぶんなめられてる…」
「真冬まで!?」
「そもそもどうして安定して稼げると思ってるんだか…それと、第1支部はもっと大きな問題があったよな?」
「…もしかして…はい。わかりました」
「どうしたんだ…!」
「悟志、紗千香、真冬…どうして私たちだけだと思う?」
「…もしかして!」
「…みんなにも黙っててごめん。実は…2人行方不明なんだ」
「そうだったんだ…」
「…冗談じゃない!あなたはどうして冷静なの!あと…紗千香と悟志は第2支部所属では…?」
「…いや、なんでもない」
「…まぁまぁ、飛翔さんと魅華子さんが料理作ったので…」
「…佳奈と遥希は?」
「どうせ遅刻だろ…電話かけてみるか」
しかし、電話をかけて聞こえたのは、“ おかけになった電話番号は現在使われておりません”という文言だった。
「まじか…嘘だと言ってくれ…」
「おーい、ちょっと待ってよー」
「その声って…遥希の声だよな……」
「私たち…飛翔くんの手伝いしてただけだよ」
「…仕込みが終わったから休ませてただけ。たまたまケータイの電源が切れたんだよ…この子たち疲れてるから休ませてあげなきゃ」
「…どういうこと?」
「…飛翔、わかる範囲で説明を」
「…第3支部がどうとか」
どうやら天使会にも第3支部なるものができるそうだ。その立ち上げのために本部からは佳奈と遥希を借り出していたという。
「…もしかして…みどりのところの2人というのは…」
「…私、何も分かってなかったわ」
「私が言えばよかった…のかな…」
「真礼、何で知ってるの?」
「…逆に夢月会長もなぜ知らないんですか…」




