431話 50音順のタイトルに飽きたので会議の後半をご覧ください
「12時30分!」
「近況報告と言ってもなぁ…何をどう報告すればいいの?」
「最近どうかなって。梨穂は最近弁護士としてどうなの?」
「裁判に呼ばれたり弁護したりする機会はあるの。でも、仕事自体があまりないのよね…葉子はどうなの?」
「最近公認会計士なる資格を手に入れたんだ…って、大丈夫?堅くない?」
この物語は異世界の日常を淡々と描いた物語だ。過度な期待も異世界らしさの期待もしないでほしい。
「あと、テレビから…」
「テレビでは見られないよー!アニメじゃないんだから…で、心愛も最近は弁護士だっけ?」
「そうだよ!でも梨穂ちゃんと同じだよ…」
「今度一緒に事務所立ち上げようよ。」
「いいね…あ、突然だけど、実は飛翔くんがサイト開いてたのみんな知ってる?」
「あれでしょ。街の探訪日記的なやつね。」
「そうそう!魔王様公認になって…ちょっと待って!?飛翔くん、知らなかったの!?」
「魔王様公認なの…?あれどうしてだよ…観光ガイドじゃあるまいし…」
「実は転生者を住まわせる街が足りていないらしくて…それで飛翔くんのサイトから候補を選んでいるらしいの!」
「知らなかったなぁ…」
「それでね!飛翔くんって、すごいんだから…」
このあと、彼女の話は結構続いた気がする。それと近況報告もついでに。
「…どうでもいいけどさ、今後私たちは何をするの?」
「知らないなぁ…」
「…とりあえず学食コンテストは私たちが管理するでしょ?」
「そうだね。あとは卒業試験も…あれ?21期が可哀想だね。」
「あの子たちはカフェを始めたんだって。」
「…それでどうなの?」
「あそこの経営で忙しそうだったよ。今度澪さんかゆりねさんあたりに聞いてみるけど。」
「その必要はないよ。」
「葉子さん!?」
「つむぎちゃんも同じ時期に卒業してないかな?」
「言われてみれば!」
「てか、その期は絶対になずなちゃんも卒業してるって。先日本人から聞いたよ。そう言ったことに関わる予定がないそうだよ。みんな仲良くやりたいんだって。」
「…そっかぁ…」
「飛翔さん、楽できたのにって思わないでください。気持ちはわかりますけど。」
「まぁ、引き続き私たちで学生を支援しましょう。学食の方も残った学生がどんどん引き継いでいってると思うし。ただ…テストは私たちじゃなくて後輩にやってほしいって思うけどね…」
「少なくとも手伝ってほしいですよね…」
「…まぁ、僕たちは僕たちで、あの人たちはあの人たちですから…さぁ、今日はもうお開きにしますか。」
「飛翔…突然どうしたの?」
「…今何時だと思ってるの!もう6時だよ!」
「…ほんとだ。空がこんなに暗くなってる…」
「ここからは帰れる人から帰って…ってもう帰るんかい!」
帰る時だけはなぜか早い太陽の会だった。




