424話 良心の呵責
「秘密結社かぁ…いい響きだね。」
「そうだね…あれ?帰りは僕たち二人なんだ。」
「確かに。まぁ、真音は映画を見に行っちゃったし、さくらと京子は葉子と心愛と一緒に遊びに行っちゃったんだよね。」
「…雪と二人きりって珍しいよね。久しぶりって感じ。」
「そうだね。なんだかんだ中学の時からだよね?ひーくんと一緒なのって。」
「そうだね…ずっと言えなかったけど、今なら言えるよ。あの時はありがとう。」
「…ひーくんって、いつも笑って自分らしくいられて…すごくいいよね。」
「そうだよ~本当ひーくんってウザいぐらいにしっかりしてるの~」
「しーちゃん!?それにみーちゃんも!?」
「ここで待っててって言ったじゃーん」
「約束通り来れて偉いって感じ~」
会議が終わった昼下がり。駅前で朝の彼女たちにあった。そして、彼女たちはガストに向かって歩き出した。
「いつもはサイゼだったよね~」
「まぁ、ここでもいいんじゃない?じゃあドリンクバーと…なんか適当に頼んどいて~」
「…じゃあ、私が取りに行くから、みーちゃんとしーちゃんはひーくんと喋っといて~」
「…いやぁ、いつもの光景だね~」
「というか…ひーくん、変わったね。もう、私たちより大人って感じ。」
「そうだね…今なら言えるんだけどさ、正直飛翔は可哀そうだったよ。」
「さらし者にされて、笑いものにされて…自己紹介で少し噛んだだけなのに…どうしてあそこまで言われないといけなかったんだろう…」
「単純だよ。集団の中での嫌われ者を決めれば、あとはみんな仲良しで終わるじゃない。つるし上げの対象に選ばれたのが…ひーくんだったんだよ。」
「先生のせいってことね…」
注文したものが届いた。山盛りのポテトとマルゲリータピザだ。
「アツアツのうちが美味しいっていうけどさ、あーしたちが食べ始める頃ってすでに冷めてたよね~」
「しーちゃんの話が面白かったからでしょ~」
「ひーくんの反応が好きだからだよ~」
「みーちゃんがドリンクバーをおかわりするからじゃないの~?」
「ゆきぽよが~」
「懐かしいなぁ…このくだり。」
「てか…ひーくんは本当に私たちと結婚しなくていいの~?」
「それしーちゃんが卒業式で言った約束じゃん!」
「いやぁ…こっちの世界で嫁さんできちゃったしなぁ~」
「できたのかい!でも、よかったよ。幸せそうで。」
「ひーくんが幸せだと私たちも幸せなんだよ。」
「雪は結婚したでしょ。」
「あ、確かに!」
「じゃあ私たちも結婚しようよ~」
「まぁまぁ…そうだ、このあとはどこに行く予定なの?」
「満喫でいっかと思ったけど…ここ良さそうと思ったからそこにするわ~」
「17000モイかぁ…一泊…まぁ、いっか。」
「そうなんだ~…ってみんなの広場!?」
「ゆきぽよ知ってるの~?」
「…まぁいいか。案内するわ。」




