408話 小さな春、ここにある?
「否定はしないわ。撫子の言う通り佳奈子は刑務所の中で虐めていた。私が来るずっと前の話よ。私は罪が減ったけど、彼女は出ることさえ許されなかったはずなの。なのに今はのうのうと…大学にも進学して…私、許せない。」
そう言い放ったクレアの瞳に炎が見えるほど、その意志は固かった。しかし、本人を呼んで説教するということはしないようだ。
「まぁ、彼女の今を知りたいのが本音だけど…それを知ったらより許せなくなりそうだから。」
「それでいいと思うよ。それじゃ、私は帰るね…12月、また会おう?」
「…そうだな!」
撫子は帰った。まだ3月2日、夕方にはクレアも帰って部屋に静寂が降りてきた。ごまかそうにもごまかせず、3月5日を迎えた。
「今日は誰が来るんだろうか。まぁ、来ないのはわかってる。暇なんだ。」
「暇ならば、暇でいいじゃん、飛翔くん。」
「なんで俳句なんだ…そして誰だよ…心愛ならよかったのに。」
「そうなんだ…あの子より上手く…できればな…」
「…ところで君は本当に誰なんだよ。」
「ゆっくりと、思い出して、みればいい。」
「俳句調のキャラなんて知らないぞ…?さよちゃんか?」
「沙代里はね、椋木大で、指導中」
「…知ってるのか。じゃあ桜子ちゃん!桜子ならキャラづくりでやりそうなんだ!」
「影薄い、桜子ちゃんは、でも違う」
「違うって言ってるなら…はるかちゃん!」
「まさかだね、大空はるか、同じだね」
「確かに他作品にいたのは認めるけど…でも問題はないはずだ!初音さんはこういういたずら好きだから初音さんか千明さん!」
「二人とも、今は旅行で、大湊」
「…僕にも下さい、いいお相手を。」
「つむぎちゃん、真音と京子、雪ひより、ひなたと結花、華恋とさくら。」
「みんな予定があるんだよ。というか俳句と短歌で答えるキャラ…知らない。沙織ちゃんかな?」
「やらないよ。夜ノ森沙織、彼女はね。」
「やってもいいと思うんだけどな…葵でもないし、早苗でもない。誰だろう。」
「いい加減、同級生から、離れてよ。」
「…じゃあ正体を教えてよ!」
「答えはね、墨染吉乃、の後輩です。」
「俊徳は知ってる人少ないんだよね…」
「後輩の、百道美景と、申します。」
「…だから誰だよ。そしてどうしてここに来たんだよ。そして何もないなら帰ってもらっていいかな?」
「勉強を、サボって嬉し、最上川。」
「勉強に戻りなさい!そしてここは何もないから帰ってくれ!」
「帰りたい、帰っていいよね、帰ります。」
「とっとと帰れ、二度と来ないで~」
勉強をサボるのは別に構わないんだ。しかし、サボりの場所としてここを使うと出たくなくなってしまうため、厳しいかもしれないが追い出さないといけないわけだ。そのあと、掃除と洗濯をしたら疲れて眠ってしまった。




