402話 最高な作戦には反対がつきもの
「え!?長光大学の学生と竜門大学の生徒が戦争を起こしている!?」
「それだけじゃない…全ての大学が冷戦状態になった。魔王軍も…」
「頭おかしいんじゃないの!」
「…君は誰?」
「あぁ、失礼。私は第1支部の音羽真冬。副会長なの。」
「…どうして僕は巻き込まれてるんだろ。」
「その理由をお伝えしますわ!」
「結花さん!?」
「…実は朝に天使会全員が集合をかけられました。」
「そうだったんだ!」
「それで今日はこの天使の隠れ家に来ていたわけ。って、久々だね。卒論は終わったよ。」
「遥希か…ということは全員集まるね…」
「そうだ。」
この天使の隠れ家の名前のごとく天使たちが次々に入っていき、食堂が満杯になった時に会長たちが話し始めた。
「みんなを集めたのは、この世界において重大なことが起きてしまったからだ。」
「頼む!どうか落ち着いてくれ!」
その声も聞こえないぐらい天使たちの驚きと不安と少しの怒りの声がこだましていた。
「ちょっと皆さん落ち着きましょう。さぁ、会長…どうぞお話しください。」
「魅華子には感謝だな…さて、ここにみなさん…天使会全員を呼び出したのは、大学同士での戦争が始まってしまったからだ。」
「事の発端は魔王軍が長光大学を廃校にしようと強硬手段に出たことだ。しかし、そのあとで竜門大学が攻撃を仕掛けたことで二校が戦争状態となってしまった。その影響で他の学校も緊張状態にあり、最悪の場合、学校全てを巻き込んだ戦争になると考えられる。」
「止める方法はあるのでしょうか?」
「私たちは静観するだけだ。これについて意見はありますか?」
「第2支部、私は初音の意見に賛成です。まぁ、会長の選ぶことだしね。」
「第1支部、私は賛成です。意見のある者はいますか?」
「本部はみなさん賛成のようです…手をあげている方、発言をお願いします。」
「第2支部、日暮真礼です。会長、いったいどうして静観するだけなのですか?戦争を止めようとか救護とか考えないのですか?」
「第1支部、音羽真冬は真礼に同意見なの。」
「初音さん、これはどう答えますか?」
「…だって、だってこの二校の勝手じゃない。確かに救護したり復興のために尽力したりするのも天使です。しかし…彼らはずっと自分勝手にやって…仲間を何人傷つけた!」
「…確かに…確かに仲間は傷ついた。飛翔くん…夢月さん…佳奈さん…千成ちゃんと理世ちゃんもやられたのは聞いてます…」
「ですが、それで天使の役割を放棄してもいいの?」
「…真冬さん。真礼さん。気持ちはすごいわかります。しかし、これは協議の末なんです。私たちは悪魔に止められました。」
「…止めたのは宏さん?」
「はい…」
「…彼なら仕方がないわね。それじゃあ賛成するわね。」
「そうなの。こればかりは仕方ないの。」




