第5話 「従者」
ミラがクレアたちにアルスのスキルについて話す少し前、アルスは表の城下町に手配したローゼの家にいた。
「ローゼ。俺の従者になるって件だが、一定以上の家事能力がないと絶対ミラに認められないぞ。
ちゃんと練習したのか?」
「もちろんだ!あたしにかかれば楽勝だったぞ!絶対そのミラってやつに認めさせてやるさ!……違う意味でも認めさせてやる!」ボソッ
「いい心意気じゃねぇか。ほんとにミラは厳しいから覚悟しとくんだぞ」
(最後何か言った気がしたが…いや、こいつこういうこと多いから今さらいいか)
「アルスがそこまで言うなんてよっぽどだな…。あたし、アルスのメイドになるために人生で1番頑張るぜ!」
「ははは。なんでそこまで頑張るのかは知らないが、応援してるぜ!」
「むぅ。アルスの鈍感バカ!!」
(…え?俺が鈍感バカ…だって?
そういえばローゼと話しているときだけ鈍くなっている自覚はあるな…。
まるで俺の中に誰かもう1人いるかのような…。
いや、いると言うよりは…くそ!なんなんだこの感覚!
今のだってローゼが俺を好いてくれているからだろ!!
よし、思考自体は大丈夫みたいだ。
だが、この感覚が続けばやっかいだな…。
悪いがこの感覚にはしばらく眠っててもらうぜ!)
俺は俺の中にある何かを封じ込めた。
(ふぅ。天才にかかればこんなこと造作もない)
「大丈夫だローゼ。お前の気持ちはちゃんと分かってるつもりだ。
俺もお前が好きだ、ローゼ」
「え…?アルス、あたしの気持ちに気づいて…? そ、そんな急に好きだなんて…//」
「もう誤魔化さない。もう一度言うぜ。
お前が好きだ、ローゼ」
「アルス…。あたしも、あたしもずっとずっと好きだった!こんなみすぼらしい女なんかに優しくしてくれるアルスが大好き!
身分なんて気にせずに笑顔を見せてくれるアルスが大好き!
愛人でもなんでもいい。アルスのそばにいたい!」
「ローゼ…」
「アルス…」
2人の唇が重なり合った。
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「ってな感じでローゼがここに来たってわけだ」
(もちろん俺の告白シーンからはこいつらに話していない)
「ふーん。そういうことだったのね。
ねぇ、その従者ってやつ何人まで連れてていいわけ?」
「え?5人までだが?
おいクレア、お前もしかして…」
「そのまさかよ。あたしもアルスの従者になるわ!」
「はぁ!?お前、一応王族なんだぞ?
王族が従者になんてなれるわけ…いや、まぁ俺の従者になら百歩譲ってなれるとしても学校はどうするんだよ!花嫁修行するんじゃなかったのか?」
「花嫁修行なんてどこにいてもできるわよ。
それに花嫁は旦那様のそばにいるものでしょ!」
(なんだか昔のわがままクレアに戻った感じだな…)
「理屈はそうだけどな…。
おいソフィ、お前からも何か言ってやれ」
「ごめんねアルスくん。私もアルスくんの従者になりたい、かな。
親に迷惑かけちゃうけど、やっぱりずっとアルスくんと一緒にいたい!」
「おいおいソフィまでそんなことを…」
「お願いよアルス!あたし、これ以上ミラに抜け駆けされたくないの!!」
「私からもお願い!これ以上ミラさんの抜け駆けは許さないもん!」
(ミラのやつ、もしかしなくてもあの事話したのか…。
ミラは案外自慢したがりだからな。
仕方ない、俺が折れるしかないな…)
「…分かったよ。認めてやる。
その代わり!ちゃんと親に謝るんだぞ!
俺も一緒に行ってやるから」
「「アルス(くん)…うん!!」」
「ミラもそれでいいか?」
「今回はアルス様に迫られて断りきれなかった私に責任がありますので、クレア様とソフィ様は許します。
ですが!ローゼは別です!ちゃんと私がローゼの人となりを見て判断します!」
(俺が悪いみたいな言い方しやがって…。
まぁ、迫ったのは確かに俺だけどよ!
ていうか見るのは人となりだけなんだな。
家事能力とか見ると思ってたんだが、案外甘いのか?ミラのやつ。
前より甘くなったのは確かだよな)
「あぁ、分かったよ。思う存分判断してくれ」
「はい!!まずはお風呂でのマナーを教えてきます!」
ミラはお風呂場に向かった。
(意外と後輩ができたみたいで嬉しいのかもな。
ミラのこういう部分を見るのは新鮮だぜ)
パフッ
(ん…?何か柔らかい感触が…)
「アルス様?今夜お時間ありますかしら?
少しお話がありますの」コソコソ
「シルヴィア…?何か大事な話なのか?
とりあえず分かった。お前用に用意した部屋に行けばいいか?」コソコソ
「えぇ、それでいいですわ。それではわたくし、身を清めて待ってますわ」コソコソ
「ん?あ、あぁ」
(この展開はもしかするともしかするのか?
ダメだ、ニヤケちまいそうだ。
ポーカーフェイス。ポーカーフェイス)
「そうだわ!ねぇ、変態アルス!あんたミラに手出したんでしょ!?
なんであたしにはしないのよ!!」
「そ、そうだよ!不公平だと思うなぁ」
「いや、だってお前らまだ来てないだろ?」
「「来てないって、何が(よ)?」」
「初潮だよ!つまり、生理!
母さんとかに習わなかったか?」
「あ、習った気がするわ!
確か…来たら子供が産めるようになるのよね?」
「そういえば習ったね。
私まだだよ。来ないとアルスくんに手を出してもらえないの…?」
「いや、なんつーか手を出しにくいっつーか…」
(こいつら前世だとまだ小5くらいなんだぞ…。
手を出したら完全にロリコンだ)
「あたしもまだだわ。
でも、来てなくても出来るとも習った気がするわ!」
「確かにそうだけどな…。もしやるとしても、まだ体が出来上がってないから不快感とかが強いかもしれないぞ?
それでもいいなら…そうだな、半年後だ!
せめてお前らが11歳になってからだ」
「むぅ。半年後か…。アルスくんが学園に入る前に私の処女、もらってほしいな。
アルスくんのモノになったっていう証がほしいの…」
「あ、あたしも!あたしもアルスのモノだっていう証がほしい!
そうじゃないと不安だから…」
この世界では男の減少化で男の取り合いが激しい。
愛する男のモノだという証をほしがる女が比較的多いんだ。
こいつらが処女を大切にしていないわけではない。
「お前ら…分かったよ。
愛する嫁たちの頼みだ!聞かないとな!」
「アルスくん…あ、私初めてだから優しくしてね…?」
「あたしも初めてだから優しくしなさいよね…!」
(こいつら、今からやるわけじゃねぇのに雰囲気出してくるなよな…)
「出来るだけ優しくする。
痛かったらごめん」
「アルスくんがくれるなら痛みでもちょっと幸せかも…//」
「あたしもそれちょっと分かるかもしれないわ…。
あたしたちって本当にアルスが好きなのね」くすっ
「そうだね!ふふふ」
(反応に困るな…)
「と、とりあえず今日はゆっくり休め。
俺は行くとこがあるから」
「アルス照れてるの?可愛いんだから」くすくす
「アルスくん、私が慰めてあげよーかー?ふふふ」
「う、うるせぇー!照れてねぇよ!」ガチャ
(全く…あいつらも俺を子供扱いしやがって。
なんで俺が1番誕生日が遅いんだ!!
だから、年下扱いされるんだよちくしょう。
あいつら初めてするとき覚えてやがれ。
ひぃひぃ言わせてやるぜ!!)
ゲスい思考をしていると、シルヴィアの部屋についた。
(できるだけポーカーフェイスでいこう。
期待してると思われたくないからな)
コンコンっ
「シルヴィア?アルスだ」
「アルス様…!入ってくださいまし」
ガチャ
「シルヴィア話ってなんd…お前、なんだその格好…」
ベッドの上に、ネグリジェを着たシルヴィアが座っていた。
「わ、わたくしも恥ずかしいんですのよ!
これを着ればアルス様が喜んでくださると思いまして…。
い、いかがですの?」
「え?あぁ、正直すげぇグッとくるものがあるな…」
(やっぱり胸がヤバいな…)
「そ、そうですの…。
…やっぱりアルス様はわたくしの胸をよく見ますのね。
こんな大きいだけのかたまり、何がいいんですの?」
「おいおい何が大きいだけのかたまりだ!女の子のおっぱいには男の夢がつまってるんだよ!!」
「そうなんですの!?
こんなものに殿方の夢が…。
わ、分かりましたの!
アルス様、どうぞ存分に堪能してくださいまし!!」
「いいのか…?俺、止まれないかもしれないぞ?」
「い、いいですわ。
わたくし覚悟はできていますの!
来てください、アルス様…」
「あぁ…」
俺はやはり勢いが止まらず、そのままシルヴィアを美味しくいただいてしまった。
最近投稿頻度が落ちてすいません!
リアルの方が忙しいんです。




